イケメン彼女は紅一点3 (ページ7)

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・(深澤side) ページ7

明らかにAの様子がおかしい。
パフォーマンス中も笑顔は忘れないものの、眉間にシワが寄っている。

深「なぁ、阿部ちゃんさっきAのバク転着地おかしくなかった？」

阿「俺も少し気になった。この前の撮影で捻ったらしい。髙地から聞いた。」

岩「は？それマジで言ってんの？」

ヤベっ照に聞かれてた！この前から照とAほぼ口きいてないだよなぁ。

岩「おい、A。おいって！聞けよA！」

『いっ…！何？離してくれない？次の撮影の話しに慎太郎の所行きたいんだけど。』

岩「言ったよな？無理すんなって。それに何だこの手。腫れ上がってんじゃん。」

『別に関係ないでしょ？ただ捻っただけだから。』

岩「関係あるだろ！？あんだけ言ってんのに怪我してきて、バク転だって失敗こそしてねぇけど完璧じゃなかったんだぞ？それでも迷惑かけてねぇって言えんのか？」

深「待てって！Aも関係ないは違うんじゃない？心配して言ってるの分かんない？照も言い過ぎだしここ他の後輩も通るから。」

これはこの前よりヒートアップしそうだな。
俺らの出番も終わりだし楽屋に連れて行ければ…

『なんなの？ふっかまで照の肩持つ気？失敗してないならいいじゃん。私の体なんだから自分の痛みくらい知ってるし心配なんていらないから。』

岩「お前いい加減しろ！何してぇの？今のお前と話す気になれねぇ。」

『は？私だってこんな所に居たくないし。』

深「お前らさぁ…」

照の手を振りほどいてその場を去る。

こりゃ悪化しちゃったなぁ(苦笑)