イケメン彼女は紅一点3 (ページ6)

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ス「舞殿あすか役伊弉冉Aさんです！」

『ジャニーズJrの伊弉冉です！よろしくお願いします！』

真っ白なブレザーに身を包み気合十分に挨拶をする。

監「じゃあカトレア登場シーンから行くよ！よーい…ハイ！」

舞(あ)『アンタ達不良ってやつ？』

桜(森本慎太郎)「まぁそうだな！ここらじゃ俺らが最強だ！な？」

馬「「うぉー！！」」

舞(あ)『フッ…数に頼ってるだけで1人1人はどうだか…』

真(島崎遥香)「あすか、やめなさい。今日から私達第二カトレアとして仲良くしましょ？」

モブ「お嬢様に何がわかんだ…うｯ!離せ、このアマ…！」

聡(田中樹)「おい！テメェ!!」

舞(あ)『文恵には手は出させない。他の子にも。分かった？次は叩き込むから。』

監「カット!!良かったよ！遥香ちゃんもAちゃんも！慎太郎くんも気合い入ってるね！」

『ありがとうございます！遥香ちゃん間合いちょっとズレちゃってゴメンね？』

島「大丈夫だったよ？とっても良かったと思う！」

和気あいあいと撮影が進んでいき、最終回に近づくにつれ喧嘩シーンが増えていく。
それはカトレアの女子生徒のAも例外ではなかった。

樹「さっきAちゃん手首ひねんなかった？大丈夫？」

北「変な方向だったよ？スタッフさん呼んでくる？」

『大丈夫…ﾆｺｯそれより慎太郎腕にアザできてるよ？ちゃんと冷やさなきゃ。大我も頬に切り傷できてる。消毒して絆創膏貼りなよ？』

Aの細い手首も腫れ上がり見ているのも痛々しい。それでも後輩の心配と共演者への気遣いを忘れていなかった。

しかし事件は撮影ではなく少年倶楽部の収録にて起きた。