イケメン彼女は紅一点3 (ページ18)

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#46 school life(ラウールside) ページ18

※いじめっぽい表現が出てきますので、見たくない方は飛ばしてください。
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勉強は楽しい。仕事も楽しい。でも学校生活だけはあんまり楽しめない。

モブ1「アイツってジャニーズなんだろ？」

モブ2「ちょっと調子乗ってんだよなぁw」

休み時間になって遅れた箇所をやっていると教室の後ろから会話が聞こえる。
聞きたくなくても聞こえてくる会話が集中力を減らしてく。

ラ「図書館行こ…」

モブ女1「ラウールにしょっぴーの連絡先聞きなよ〜」

モブ女2「え〜！じゃあ私阿部ちゃんの欲しい〜」

ほぼ毎日こんな感じ。耐えきれなくて小走りに図書館へ向かう。誰もいない空間が今は心地いい。

モブ「おい！下にSnowManの伊弉冉A来てるらしいぞ！」

モブ「行こうぜ！」

ラ「え？」

静かな廊下が一気に騒がしくなってAちゃんの名前が聞こえて教科書をその場に置いて人集りへ走る。

モ女3「Aちゃ〜ん!!」

モ女4「握手して〜!!」

『ありがとう、みんな可愛いねﾆｺｯ』

オフなのに相変わらずファンサが凄い。
あまりにも人集りが凄くて近づけない。

『ねぇ可愛いみんな、ラウールって何くm…あ、ラウール!!おーい！』

ラ「Aちゃん！」

人を掻き分け僕の元に駆け寄るAちゃんは満面の笑みでいつになく綺麗に見えた。クラスのどんなに可愛い子よりも。

『ラウール、今日の仕事早まっちゃったからメッセージ送ったんだけど見てない？』

ラ「え？あ、本当だ！ってかもうすぐじゃん！」

『電源切ってたんだよね？仕方ないよ。先生には言ってあるから荷物持ってきて、私の車で行くから。』

図書館から教科書を、教室からカバンを持って車まで走ると既に車に乗り込んだAちゃんがハンドルを握ってた。

ラ「ごめんね、わざわざ迎えに来てくれて。」

『大丈夫だよ。私だってこういう時代あったから。』