イケメン彼女は紅一点2 (ページ10)

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2人を乗せ車を走らせる。

車内は最悪の空気。睨み合う2人と何故か少しウキウキなA。

岩「なんで俺お前の車に乗ってんの？」

『ちょっと連れて行きたい所あるから？』

慧兄「嫌なら降りれば？」

岩「はぁ？全然Aと性格違うんだな。ひねくれてる。」

住宅街を進むと立派な門構えの家の前に止まる。

『ん。着いたよ、2人とも降りて』

慧兄「なんだ、家じゃん！何年ぶりかだなぁ。」

岩「これAの実家？」

高級住宅街の中でも一際大きい家に普通に入っていくAと慧。

『ただいま!!慧にぃ帰ってきたよ！』

母「え〜！慧ちゃんおかえりなさぁーい♪Aちゃんもおかえり♡」

50代に見えない美貌でかけて来る母に少し引き気味の岩本。

母「あれ？後ろに居るの岩本照くんでしょ！？私大ファンなの！うちわもあるわよ！」

岩「あ、ありがとうございますﾆｺｯ」

慧「フン！ママまでコイツにデレデレしやがって。」

未だ険悪な雰囲気は変わらず。リビングに移動するとソファーに座った父の姿。

『パパ！ただいmオット！』

父「A〜!!パパ会いたかったよぉ(泣)」

『いきなり抱きつかないでよ！照も見てるんだよ？』

高身長でダンディな見た目。職業は海外製品を日本に輸入し百貨店やデパートに卸す会社の社長。

父「ん？照！？誰だ、そいつは！彼氏か？！」

Aに抱きついてた体を離し、辺りを見回す。リビングの入口に立っていた岩本に詰め寄ると険しい顔で凝視する。

岩「初めまして…。お父さん、SnowManで一緒に活動させて貰ってます岩本照です。」

父「ふーん。で、岩本くんはAの彼氏な訳か？」

挨拶をスーッと流したかと思うと爆弾質問が飛び出す。

コーヒーを飲んでいた慧は吹き出し、母は大笑いAは呆れたような顔。

岩「いや、“まだ”彼氏では(苦笑)大切な人ではありますけど。」

『いきなり何聞いてるの！照は大切なメンバーなんだから！あ、照今日泊まっていきなよ！ママ照ともっと話したいって！』

岩「いきなりは失礼だろ？それに明日は普通に俺ら仕事だろ？」

慧兄「そうだそうだ！帰れ帰れ！」

母「こら！慧ちゃん！照くんになんてこと言うの！ごめんね？気にしないでゆっくりしてね！あ、晩御飯作るからAちゃんお手伝いよろしくね！」

岩「じゃあお言葉に甘えて。」