イケメン彼女は紅一点2

#31 一触即発？(岩本side) ページ9

撮影が終わってトレーニングも終わったし久しぶりにタピオカでも飲むか。


こんな見た目だけど、結構甘党なんだよなぁ。



モブ「ねぇ、さっきのタピオカ屋さんにめっちゃ美男美女居たよね！カップルかなぁ。」


モブ2「めっちゃお似合い！彼氏の方サングラス掛けててもイケメンって分かるし、彼女の方SnowManの伊弉冉ちゃんに似てなかった？てか本人でしょ！」



タピオカ飲みながら歩いてるとすれ違った女子高生の会話に聞き耳を立てる。




そんなにA似てるやつなんて居ないだろw
ま、暇だしその店行くか。



岩「めっちゃ行列...wあれか？」


一際目立つ2人組。確かに後ろ姿アイツそっくり。でも、顔まで似てるわけないか。

近くまで行ってみると




岩「は？A？」


『ん？あ、照。なんでいるの？』



キャップを上げ覗く目がパッチリして見る人を惹きつける綺麗な目だった。



慧兄「ん？コイツ誰？知り合い？」


岩「は？お前こそ誰だよ。」



確かにそれなりにイケメンではある。身長は俺よりちょい高めだけど、態度もでけぇ。



なんで知らねぇ奴に「コイツ」呼ばわりされんだよ。しかもAの彼氏ヅラしやがって。




『ちょっと2人とも！喧嘩しないでよ！騒ぎになる！』



何Aまでコイツの腕に腕回してんだよ。
本当に彼氏なのか？



モ3「ねぇ、あの人達岩本くんとAちゃんじゃない？本物だ！」




やべぇイラつきすぎて周りなんて見てなかった。




『もう！2人とも来て！』



行列を抜け人通りの少ない場所まで来るとAの怒った顔。全然怖くねぇけどw




『休みの日に会えて嬉しいけど、喧嘩は良くない。』

岩「ごめん。でもコイツが」


慧兄「おい。誰にコイツって言ってんだ？軽々しくAに触れんなよ。」


『もう！お兄ちゃん止めて！アメリカに帰すよ！』





は？今コイツ「お兄ちゃん」って言ったか？

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