イケメン彼女は紅一点2 (ページ5)

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#27 1人の悩み2 ページ5

本当は言いたくなかった。言っちゃったら、康二が勘違いしちゃうでしょ？

向「それって俺が龍太くんの代わりって事ですか？」

ほらね。こんなにも悲しそうな顔をする。

『康二、それは違うよ。龍太くんと話してね考えたの。SnowManは我ながら凄いグループだったよ？でも足りなかったんだ。何かが。』

向「何か？」

『そう。笑いが必要だったの。バラエティーも出させて貰ってたけどさ、デビューするってなるともっと必要になるなぁって。』

これは本音。誰でもない康二が良かった理由。ボケもツッコミも出来てトークも回せる。
そしてみんなから愛される愛嬌。それを見て選んだ。

向「それって俺じゃなくても龍太くんでも丈でも良かったんちゃいます？」

やっぱり言ってた通り落ち込みやすいんだね。今は何言っても無理かw(苦笑)

『ｷﾞｭｯ康二、今は分かってくれなくていい。でも、これだけは忘れないで。康二じゃないとダメなの。他の8人も同じ。どんなに康二が嫌って言っても私は離さないから｡』

向「Aちゃん...。俺不安やったんです。今でも正直自信なんて無いし...」

あぁ、なんか珍しくイライラしてきちゃったw
怒ってるわけじゃないけど、あれやるしかないよね。

『康二、こっち向いて。』

向「何ですk『ﾁｭｯ』え？」

『お守り。康二が自信付くように。もっと自信付けたいならもっと凄いのしてあげよっか？』

向「アカンって！ﾌﾌﾌｯありがとうございます。まだ不安やけど、みんなを信じます！」

『そうそう、その意気だよ！よし、じゃあもっと呑むよ！』

やっぱり康二を迎えて正解だった。こんなにも素直な子が来てくれるなんて。