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いきなり涼太が入ってきてドキッとする。
それでも許可していないから背を向け待っていた。
『いいよ。私もタオル巻いて入るから。その間に身体洗ってて?』
巻き終わり中に入ると既に涼太がバスタブに入っていた。国王って感じの雰囲気w
舘「ほら、Aこっちにおいで?」
『うん。』
さすがに大人2人も入れば狭いバスタブ。バックハグ状態で浸かるも落ち着かない。ドキドキする。
舘「今日楽しかった?俺はAとこういう時間を過ごせるだけで嬉しかった。」
『楽しかったよ。アトラクションもだけど、涼太と2人きりだから余計にね?』
舘「緊張してるでしょ?バクバク心臓の音するよ?ニコッ」
涼太に聴かれてた...どうしよう、凄い恥ずかしい。でも、落ち着きのある涼太の声に緊張もほぐれる。
『少しね?こうして涼太が近くに居てくれてカッコよ過ぎてだから…』
舘「…ッ。A、こっち向いて?」
『ん?…ッ、りょうた…ンッ』
合わさる唇。突然の出来事に流されてしまう。涼太がいきなりしてくるなんて無かったのに...
舘「ごめん、嫌だったでしょ?いきなりなんて。でも、俺はいつだってこうしたかった。この前のお泊まりの日の朝だって。翔太が羨ましかった。」
クールな涼太が苦しそうに歪めた顔が切なくて胸を締め付けられる。
『ううん。嫌じゃないよ。嬉しい、涼太あまり感情出してくれないから。だから…』
舘「A、本当にいいの?後悔しない?」
これはなんの感情?涼太に対する愛情?それとも悲しげな表情に対する同情?
涼太の問いにキスで返事をする。
舘「んッ…。じゃ、お風呂上がって移動しよっか。」
久しぶりに涼太と合わせる身体。嬉しいのに何故か苦しい。いつまで私はみんなの間を彷徨うの?
自分の感情が分からない。誰か…。
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美紀 - 移行おめでとです最高ですコロナウイルスと熱中症に気をつけてくださいね (2020年9月9日 11時) (レス) id: 8204dae0fb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ちくわ | 作成日時:2020年9月1日 20時