イケメン彼女は紅一点2

#24 夜風に2人で(岩本side) ページ2

久しぶりにいっぱい料理したし、みんなが楽しそうでよかった。

そう思いながらベランダに出て少し呑み足りなくて1人で呑み直す。



『涼しいなぁ。』

岩「なにやってんの。風邪ひくだろ。」

『あ、照。ふっか連れてってくれてありがとうﾆｺｯ』

岩「別にいいよw俺もちょっと付き合う。」




照そんなに飲んでなかったなぁ。照の分のワインをグラスに注いで二人で飲み直す。




岩「ありがとう。」



いきなりの感謝に焦る。口に含んだワインを飲み込み照の方を見ると月を見ながらグラスに口をつける姿が美しくて目が離せない。



『どうしたの？w急に感謝されると照れるしビックリする。』

岩「いや、俺最初3人が入ってくるの反対してたじゃん？」




照は加入の話が出た時にギリギリまで賛成するか悩んでた。それは私も分からなくもなかった。



岩「でも、Aと滝沢くんが選んでくれた3人が入ってきてくれて頑張ってくれてる。俺らに追いつこうと。」

『そうだね。それは私も感じてる。ラウだって必死に食らいついてくるし、康二だって吸収しようとしてる。目黒も掛け持ちで頑張ってる。それはファンの子達も分かってくれてるよ。』




リーダーとして照なりに考えてくれて、康二に教えてあげたりラウにアクロも教えてあげて目黒をご飯に連れて行ったりしている。




岩「これからだから。俺ら10人でデビューするまで。」

『デビューしてからも、でしょ？ﾆｺｯ』




2人で示し合ったようにグラスを合わせる。
照も考えすぎて壊れないように。クールに見えるけど壊れやすいから。




岩「じゃ、そろそろ俺らも一緒に寝る？w」

『馬鹿。照はふっかと同じ部屋で寝るの。』



ワインで温まった体に涼しい風が触れる。

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