その日は突然に2 ミコトside ページ26
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資料室。
「中堂さん。」
声をかけると中堂さんはチラッとこちらを見た。
「なんだ」
私はため息をついた。
「なんでAが中堂さんの名前を他の男の人に
言いたくないか本当に分かりませんか？」
「、、なんでだ」
中堂さんは怪訝な顔で私を見る。
「、前、Aのストーカーが
中堂さんを狙ったことがあったでしょう。
それ以来、A責任感じちゃって
付き合ってからも、どんなにしつこくても
中堂さんのこと言えないんですよ、」
中堂さんは目を大きくする。
やっぱ分かってなかったか、、、
「守りたくてそうしてたのに、
大好きな人からあんなこと言われたら
A、可哀想だと思いませんか？」
中堂さんが動揺しているのが分かる。
「、お、俺は、、別に、、」
「Aは中堂さんを失いたくないんですよ、
失うくらいなら自分がちょっと
我慢すればいい、そう思ってたんだと思います。
その気持ちは中堂さんも分かるでしょう？」
そう言うと、しばらく中堂さんは黙って
何かを考えてたかと思うと
スッと立ち上がり早歩きで資料室へ出ていった。
心配になって私も追う。
ラボでは東海林がAをあやしていた。
「大丈夫よ〜、戻ってくるって！」
そういった瞬間、
中堂さんと少し遅れて私がラボに戻る。
中堂さんはずんずんとAに近づくと
座っているAの腕を掴み引き上げた。
「なっ、、」
「A、
お前もう、中堂に苗字変えろ」
「「「「え？」」」」
全員が中堂さんの衝撃発言にぽかんとする。
「苗字が変われば、流石に他の奴らも
お前が俺のものだって分かるだろ」
いい解決策を見つけたと言わんばかりの
中堂さん。
驚きすぎて声が出ないA。
目を丸くしてただただ中堂さんを見つめている。
「、な、中堂さん、、、」
私が恐る恐る聞く。
「なんだ」
「そ、それ、、、、プロポーズですか？」
私がそう言うと
中堂さんは数秒考えた後、固まった。
「な、」
みるみる耳が赤くなっていく中堂さん。
「、、、え！？無意識！？！？
無意識で今の発言！？！？！？
ありえないんですけど！！！！！」
東海林が大笑いする。
AはAで真っ赤な顔で固まっている。
「、う、うるさい！ちょっと来い！！」
中堂さんはAの腕を掴むとそのまま
ラボを出ていってしまった。
「いやーお熱いこと！」
東海林はあーお腹痛い、とまだ笑っていた。
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みーこ(プロフ) - アンナチュラル再熱して、読破しました！素敵なお話ばかりで癒されました〜また読みにきます！ (2022年5月31日 0時) (
レス) @page40 id: 71713ba9a2 (このIDを非表示/違反報告)
milk(プロフ) - ユメさん» ありがとうございます！頑張ります(*ﾟ▽ﾟ*) (2018年4月15日 20時) (レス) id: 25eefb2072 (このIDを非表示/違反報告)
ユメ(プロフ) - いつも楽しく読んでます！中堂先生推しのあたしはwelcome backの中堂先生で萌えました（笑）読んでてムフって変な声出ましたｗｗｗこれからも甘々な中堂先生を楽しみにしてますね(*´∀｀*) (2018年4月15日 17時) (レス) id: 798b127b08 (このIDを非表示/違反報告)
サリナ(プロフ) - この作品って中堂さん落ちの作品ですか？ (2018年4月7日 17時) (レス) id: 1722f61193 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：milk | 作成日時：2018年4月7日 16時
