その日は突然に ミコトside ページ25
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「A、ここ押さえてろ」
「はい」
「ここから写真撮ってくれ」
「はい」
「あ、先生、メス新しい刃に変えます」
「頼む」
久部くんがアメリカに旅立って
もうすぐ1年が経とうとしていた。
中堂さんとAがいつも通り解剖している様子を
私達はちらちらと見ていた。
解剖後、ラボに先に戻ってきた私の班は
雑談で盛り上がっていた。
「なんかあの2人ますます息合ってきてるよね」
「中堂班の解剖実績数、ぐんぐん伸びてますからね〜
UDIとしては非常にありがたいところです。」
と所長。
「解剖中は全くイチャイチャしないところが
あの2人のえらいところよね〜笑」
普段はバカップルだけど！
そう東海林が言った時、噂をすれば
中堂さんが強引にAの腕を掴んで
ラボに戻ってきた。
なにやら険悪なムード。
「ちょ、ちょっと！！」
「お前、未だにさっきみたいなことあるのか」
ラボに入るなり中堂さんがAを問い詰める。
「な、なにごと？」
私が聞くと
「こいつ、未だに他の男に飯に誘われたり
してるのか」
、、、あ、してる。
そう思ったけど言っていいのか分からず
困っていると
東海林が言ってしまった。
「え、してますよ？
中堂さん知らなかったの？」
「ちょ、東海林！！！！」
私が慌てて止めるが時すでに遅し。
中堂さんがジロっとAを睨む。
「なんで隠してた」
「い、いやあの隠してたつもりは、、、」
「仮に誘われたとして、
なんで俺の名前をすぐ出さない、
男がいるって言えば誘われなくなるだろうが」
「それは、、、、」
はっきり言わないAに
中堂さんのイライラが増したのが分かった。
「なんだ、それかあれか、
実は誘われてるだけじゃなくて実際に飯も
行ったりしてるから言えないのか」
Aが顔をバッと上げた。
「ちがっ、、！」
「どうだかな」
そう言うと中堂さんはチッと舌打ちをして
ラボを出て行ってしまった。
今にも泣き出しそうなA。
あーもうなんなのこの世話の焼けるカップルは。
東海林にAを任せ、私は中堂さんを追った。
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みーこ(プロフ) - アンナチュラル再熱して、読破しました！素敵なお話ばかりで癒されました〜また読みにきます！ (2022年5月31日 0時) (
レス) @page40 id: 71713ba9a2 (このIDを非表示/違反報告)
milk(プロフ) - ユメさん» ありがとうございます！頑張ります(*ﾟ▽ﾟ*) (2018年4月15日 20時) (レス) id: 25eefb2072 (このIDを非表示/違反報告)
ユメ(プロフ) - いつも楽しく読んでます！中堂先生推しのあたしはwelcome backの中堂先生で萌えました（笑）読んでてムフって変な声出ましたｗｗｗこれからも甘々な中堂先生を楽しみにしてますね(*´∀｀*) (2018年4月15日 17時) (レス) id: 798b127b08 (このIDを非表示/違反報告)
サリナ(プロフ) - この作品って中堂さん落ちの作品ですか？ (2018年4月7日 17時) (レス) id: 1722f61193 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：milk | 作成日時：2018年4月7日 16時
