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「おかえり」
家のソファで
テレビを見ていると系くんが帰ってきた。
「久部くんとサシ飲み、どうだった?」
「、あいつは、本当にお人好しだな」
そんなことを言って私の隣に座った系くんは
なんだか少し機嫌が良く見えた。
系くんはそのまま私を抱き寄せ
何も言わずに私の頭を撫でる。
しばらくそのままだったが
系くんが「A、」と口を開いた。
「ん?」
「好きだ」
耳元でそう囁く。
「、、どうしたの?笑」
そう、少し体を離して系くんを見ると
恥ずかしくなったのか系くんは目を逸らした。
「思ったことを言っただけだ、」
そんな系くんが愛しくて
私も思わず系くんの身体に腕を回し
ぎゅうっと抱きつく。
あったかい。
久しぶりの系くんの匂い。
「、私も、大好き、」
そう呟くと系くんが言った。
「、、聞こえないな、」
「なっ、」
見上げるといじわるそうな顔をしている。
「なんだって?」
そう言って頰に手を添えられ
グイッと顔を前に向けられる。
恥ずかしくて目をそらす。
「こっち見て言え」
顔が熱く心臓がうるさい。
な、なんで私だけ。
そう思いながらも
意を決して、系くんと目を合わせる。
「系くん、
大好き、んっ!」
言い終わらないうちに系くんが唇を合わせる。
私の後頭部に手を回し
味わうようにキスをされる。
系くんは唇を離し、
「続きは、後でな」
そう耳元で言うと、シャワーを浴びに行った。
「な、、、」
顔が熱くなる。
その夜の系くんは、なんだかいつも以上に
甘くて優しかった。
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みーこ(プロフ) - アンナチュラル再熱して、読破しました!素敵なお話ばかりで癒されました〜また読みにきます! (2022年5月31日 0時) (レス) @page40 id: 71713ba9a2 (このIDを非表示/違反報告)
milk(プロフ) - ユメさん» ありがとうございます!頑張ります(*゚▽゚*) (2018年4月15日 20時) (レス) id: 25eefb2072 (このIDを非表示/違反報告)
ユメ(プロフ) - いつも楽しく読んでます!中堂先生推しのあたしはwelcome backの中堂先生で萌えました(笑)読んでてムフって変な声出ましたwwwこれからも甘々な中堂先生を楽しみにしてますね(*´∀`*) (2018年4月15日 17時) (レス) id: 798b127b08 (このIDを非表示/違反報告)
サリナ(プロフ) - この作品って中堂さん落ちの作品ですか? (2018年4月7日 17時) (レス) id: 1722f61193 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:milk | 作成日時:2018年4月7日 16時