温泉4 ページ17
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次の日の早朝
「いっ、！、」
起き上がろうとすると腰に痛みが走る。
系くんが目を覚ましそんな私を見ると
バツの悪そうな顔でゆっくり私の腰を撫でた。
「、、、悪い」
「謝るならもうちょっと
手加減してくれても、、、」
そう言うと系くんは目を逸らす。
「もとはと言えば誘ってきたお前が悪い」
「わ、私誘ってないってば、！」
「無意識か。尚更タチが悪いな」
「なっ、」
顔が熱くなる。
結局最後は系くんがいつも優勢だ。
ところが今日はそうでもなかった。
いつもみたいに勝ち気な感じで
こっちを見ているかと思ったら
すごく、愛おしいものを見る目で私を見ている。
思わず心臓が早くなる。
系くんは困ったようにため息をついた。
「、、お前のことが、好きすぎて
どうしたらいいのか分からない」
「え、、、」
「抑えも効かないし、
優しくしてやれなくて、、、悪い」
そう言って、珍しく自信のなさそうな顔で
こちらを見る。
ああ、愛しい。
思わず体を少し上げて
系くんの唇にチュッと軽いキスをする。
「、いつも、愛されてるって思えて、
幸せだよ、？」
我ながら恥ずかしいことを言ってるなと
顔が赤い状態で系くんを見上げる。
系くんは一瞬固まると、またため息をついた。
「勘弁してくれ、、、」
「え？」
次の瞬間、系くんに引っ張られ、
系くんが私の身体の上にいる。
「今のも無意識か」
「、え、！？」
「タチが悪すぎる」
そう言って私の首筋に顔を埋めてくる系くん。
「ま、待って、無理だってば、！」
「なんだ、幸せだって言ったのは、嘘か」
そう言って唇を私の首に這わせる。
「う、嘘じゃないけど、！
今は流石に無理というか、、、
い、いや、幸せなんだけど！」
慌てて自分でも何を言ってるのか分からない。
系くんはフッと笑って体を離した。
「冗談だ、」
そう言って私の頭を撫でる。
私のおでこに軽いキスをすると
系くんは私の頭の下に腕を敷いて
包み込むように私を抱き寄せた。
その胸の暖かさに安心して
うとうとしていた時に
系くんがそっと呟いたのが聞こえ、
私は系くんに少しすり寄って
もう一度眠りについた。
「俺も、幸せだ」
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みーこ(プロフ) - アンナチュラル再熱して、読破しました！素敵なお話ばかりで癒されました〜また読みにきます！ (2022年5月31日 0時) (
レス) @page40 id: 71713ba9a2 (このIDを非表示/違反報告)
milk(プロフ) - ユメさん» ありがとうございます！頑張ります(*ﾟ▽ﾟ*) (2018年4月15日 20時) (レス) id: 25eefb2072 (このIDを非表示/違反報告)
ユメ(プロフ) - いつも楽しく読んでます！中堂先生推しのあたしはwelcome backの中堂先生で萌えました（笑）読んでてムフって変な声出ましたｗｗｗこれからも甘々な中堂先生を楽しみにしてますね(*´∀｀*) (2018年4月15日 17時) (レス) id: 798b127b08 (このIDを非表示/違反報告)
サリナ(プロフ) - この作品って中堂さん落ちの作品ですか？ (2018年4月7日 17時) (レス) id: 1722f61193 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：milk | 作成日時：2018年4月7日 16時
