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先生と夢5 ページ46

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先生が私を見つめる。

「か、かっこいい、、」

私が思わず呟くと、
先生は一瞬目を見開き、
そのあと私のおでこにキスをした。


なんだか夢の中の先生はトゲがなくて甘い。


先生は私の手をそっと引いて
毛利さん達の所へ連れていき、

「こいつにする」

そう言った。

「王子ぃいいい、ついにご決断されましたか!!!これはこれは可愛らしいお嬢さんで、、」

涙ぐむ毛利さん。



その時鐘がなった。

ゴーン、ゴーン



「チッ12時か」

先生はそう舌打ちをした。



「あ、12時、、?帰らなきゃ!」

そう言い私はその場を去ろうとすると
先生に腕を掴まれる。


「帰らなくていい」

「え、、」

「魔法が解けても問題ない」

「先生、なんで魔法が解けること知って、、」


「A、行くな」


そう先生に引き寄せられた瞬間、









目が覚めた。

ここはラボだ。


さっきまでのことを思い出して顔が赤くなる。

めちゃくちゃリアルなキャラ設定だったな、、



先生かっこよかったな、




「、、、くな」


突然、
腕を掴まれ引っ張られたので驚いて横を見ると

寝起きの先生がびっくりした顔をして
こちらを見ている。


「え、」


思わず夢の最後のシーンと
目の前の光景がリンクする。



「あ、わ、悪い」

先生はそう言ってパッと手を離す。


「あークソ、めちゃくちゃ変な夢見た、」

先生が頭をかく。



「え、先生もですか?」

「あ?」

「私も不思議な夢見ました」


そこで、ふと膝の上にある
シンデレラの絵本を手にする。


「やっぱこれ読んだからかな、」

そういうと先生が、


「、、、、は?」


と目を丸くした。
ひどく動揺しているように見える

「おまえ、、、」



あれ、そういえば、

最後に先生に名前を呼ばれたような。



「まさか、先生、、、」

同じ夢見てたりしないですよね?


そう言おうか迷った時、


「ちょっと!朝から何見つめ合ってんのよ〜!」


と東海林さんがラボに入ってきた。


「えっ!?あっ!おはようございます!!」


動揺する私。

先生をちらっと見ると、耳が赤い。




まさか、ね?


私は絵本をもう一度見つめたのだった。

電話 中堂side→←先生と夢4



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設定タグ:アンナチュラル , 中堂系 , 久部六郎   
作品ジャンル:恋愛
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うみ(プロフ) - もうドキドキしながら観てます…ε-(´-`*)笑 (2018年4月6日 11時) (レス) id: 6a75db877c (このIDを非表示/違反報告)
milk(プロフ) - ありがとうございます!今日中に完成させます!(笑) (2018年3月31日 7時) (レス) id: 25eefb2072 (このIDを非表示/違反報告)
あやか(プロフ) - 続きが楽しみすぎてやばいです!!頑張ってください! (2018年3月30日 7時) (レス) id: ccca1c1412 (このIDを非表示/違反報告)
milk(プロフ) - にのちーずさん» ありがとうございます、恐縮です!頑張ります! (2018年3月28日 21時) (レス) id: 25eefb2072 (このIDを非表示/違反報告)
milk(プロフ) - どうもさん» ありがとうございます!終盤に向けて頑張ります! (2018年3月28日 21時) (レス) id: 25eefb2072 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:milk | 作成日時:2018年3月28日 7時

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