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先生と夢2 ページ43

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るんるんと東海林さんが出かけてしまった後、
1人取り残されて途方にくれる。



えーっと、この後なんだったっけ?
魔法使いが出てくるんじゃなかったっけ?



あ、私も行きたいって嘆くんだ!

そう思い出し、

「はぁ〜私も王子様のパーティーに行きたいなぁ、」

と言ってみる。


するとキラキラっと目の前が光ったかと思うと、
魔法使いの格好をしたミコトが現れた。


「ミコト!!」

「ミコト?」

目の前のミコトは首を傾げた。


あ、みんな自分を認識してない設定なのね、
と私は黙る。


「可哀想に、置いてかれちゃったのか〜」

ミコトは困った顔をするとそういうと

「私が素敵なドレスを用意してあげるね!」

と言って杖を振った。

その瞬間、私は今まで見たこともないような
綺麗なドレスに身を包まれる。


「、わぁ、!!」

夢と分かっていながら
その美しさに感嘆の声が出る。


「うん、似合う。すごい似合うよ!!!」

ミコトはそう興奮すると、

「あとはガラスの靴と移動手段!」

杖をもう一振りした。


あらわれたのは

ガラスの靴と



「え、久部くん!」


久部くんがバイクで現れた。


「お城まで送ります」


「え、バイクで行くの!?」


い、いくらなんでも、と
私が困ってミコトを見ると

「確かにドレスだもんな〜、
ちょっと間違えちゃったか、」

ごめん、とミコトは肩をすくめると、
杖をもう一振りした。


すると

代わりに現れたのは

「木林さん、、」

いつも通りの格好をした木林さん。

「さ、お城までお送りしますよ」

そう言って私を車に乗せると
ブォーンと車のエンジンをかける。

やな予感。

どこから出したのかわからないかりんとうを
頬張りながら、ミコトがあ!と私に声をかける。

「そうそう、シンデレラ!
お城の時計が12時になる前に帰ってきてね!
魔法が解けちゃうから!」


「あ、う、うん!ありがとうミコト!じゃなくて魔法使いさ、」


そう言い終わる前に、木林さんがアクセルを
勢いよく踏んだ。


「きゃーーーーーーー!」


私を乗せた車は猛スピードで
お城へ向かったのだった。

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設定タグ:アンナチュラル , 中堂系 , 久部六郎   
作品ジャンル:恋愛
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うみ(プロフ) - もうドキドキしながら観てます…ε-(´-`*)笑 (2018年4月6日 11時) (レス) id: 6a75db877c (このIDを非表示/違反報告)
milk(プロフ) - ありがとうございます!今日中に完成させます!(笑) (2018年3月31日 7時) (レス) id: 25eefb2072 (このIDを非表示/違反報告)
あやか(プロフ) - 続きが楽しみすぎてやばいです!!頑張ってください! (2018年3月30日 7時) (レス) id: ccca1c1412 (このIDを非表示/違反報告)
milk(プロフ) - にのちーずさん» ありがとうございます、恐縮です!頑張ります! (2018年3月28日 21時) (レス) id: 25eefb2072 (このIDを非表示/違反報告)
milk(プロフ) - どうもさん» ありがとうございます!終盤に向けて頑張ります! (2018年3月28日 21時) (レス) id: 25eefb2072 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:milk | 作成日時:2018年3月28日 7時

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