先生と夢 ページ42
.
「ちょっと、」
「ん、、、」
「ちょっと！寝てる場合じゃないわよ！」
「、、、へ？」
目を覚ますと目の前に東海林さんの顔。
「東海林さん？」
「は？何寝ぼけたこと言ってるのよお姉さまに向かって！」
「、お姉様？」
そこで周りの風景の違和感に気づく。
ここはどこ？
小さな古い家の中。
ふと気づくとボロボロの洋服を着ている私。
「掃除洗濯全部やっといてよね！シンデレラ！」
、、、シンデレラ？
ぽかんとしてる私に東海林さんは言った。
「、ちょっと、あんた自分の名前も
分からなくなっちゃったの！？」
え、
私がシンデレラ、、？
あ、、、、そういえば。
今日来た依頼人の娘さんが
シンデレラの絵本を忘れていった。
懐かしいなぁと思ってソファに座って
絵本を開くと、先生がやってきた。
「なんだそれ」
そう言って私の隣に座った。
「シンデレラです。懐かしいな〜と思って、」
そう言って読み出したが
疲れていたこともあって途中から
寝てしまったような、、、
そこで、これは夢か、と納得する。
でも目も覚めないので話は続いていく。
それにしても自分がシンデレラになった夢を
見るなんていい歳してなんて恥ずかしいんだ。
「ちょっと、シンデレラ！」
東海林さん、いやお姉様の声で
ふと我にかえる。
「私は今から最上級の異性間交流会、
王子のパーティーに参加してくるから
あんたは留守番してるのよ！」
「、最上級の異性間交流会、、、」
絶対に王子ゲット！と張り切っている
東海林さんを見ながら、
物語を知っている私はしぶしぶ掃除を受ける。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 356人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
うみ(プロフ) - もうドキドキしながら観てます…ε-(´-`*)笑 (2018年4月6日 11時) (
レス) id: 6a75db877c (このIDを非表示/違反報告)
milk(プロフ) - ありがとうございます！今日中に完成させます！（笑） (2018年3月31日 7時) (レス) id: 25eefb2072 (このIDを非表示/違反報告)
あやか(プロフ) - 続きが楽しみすぎてやばいです！！頑張ってください！ (2018年3月30日 7時) (レス) id: ccca1c1412 (このIDを非表示/違反報告)
milk(プロフ) - にのちーずさん» ありがとうございます、恐縮です！頑張ります！ (2018年3月28日 21時) (レス) id: 25eefb2072 (このIDを非表示/違反報告)
milk(プロフ) - どうもさん» ありがとうございます！終盤に向けて頑張ります！ (2018年3月28日 21時) (レス) id: 25eefb2072 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：milk | 作成日時：2018年3月28日 7時
