epilogue ページ23
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久部くんのお見送りでみんなが空港に集まる。
「久部、、、その、色々すまなかった」
珍しく先生が謝る。
久部くんもため息まじりに
「いいですよ、何となく分かってましたし」
と笑ってくれた。
「ほんとごめん、、、」と私も謝る
「ちょっと、2人して謝らないでくださいよ
俺がなんかすごい可哀想なやつみたいじゃ
ないですか！！！笑」
はははと笑う久部くんはちょっとだけ泣きそうで。
ミコトが空気を読んで話を変える。
「にしても、アメリカのUDIだなんてすごいよ！
早く成長した六郎に会いたい！」
所長も頷く。
「帰ってきたら久部くんが学んだアメリカのUDIの
情報を取り入れていけるようにしたいもんですねぇー」
「たまには連絡しなさいよ！！」と
東海林さんはちょっと寂しそうで。
「辛かったらいつでも帰っておいで。
日本のUDIは、六郎のホームだからさ！」
ミコトが微笑む。
「ありがとうございます、、！」
そう、久部くんは嬉しそうに答えると、
ーーでは、みなさんいってきます！！
と、旅立っていった。
「久部くん、行っちゃいましたね」
帰り道、桜並木を先生と歩きながら私は呟いた。
「そうだな」
先生はそう答えた後に、
「あいつには本当に感謝だな、、」
なんて言うから
「先生も、ちゃんと感謝できるんですね、人に。」
そう言って少し笑うと
「うるせぇ、」と睨まれた。
ふと、先生が立ち止まってこちらを見るので
私もつられて立ち止まる。
「お前にも、感謝してる」
「、え？」
「自分の人生を、ちゃんと生きようと
もう一度思わせてくれた」
「中堂先生、、、」
そんなこと言われると思っていなくて
目が潤む。
そんな私を見て、
「俺は、お前のこと泣かせてばっかりだな」
そう言って困ったように笑う先生に
「ま、まだ泣いてません！」
と言い返して先生に近づき背伸びをし
チュッと唇にキスをした。
目を見開く先生。
「夜ご飯、何がいいですか？」
照れる顔を隠し、
何事もなかったように私はまた歩き出す。
と、腕を引かれ気づけば先生の腕の中。
「んっ、、、」
深く、深く、口付けされる。
息ができなくなり、胸を叩いたところで
勝ち誇った顔で、「、、魚」と言って
また歩き出す先生。
あー、もう。ずるい。
その大きな背中を追いかけて
また隣に並ぶと、私は言った。
「先生、好きです」
先生はちらっと私を見て微笑んだ。
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うみ(プロフ) - もうドキドキしながら観てます…ε-(´-`*)笑 (2018年4月6日 11時) (
レス) id: 6a75db877c (このIDを非表示/違反報告)
milk(プロフ) - ありがとうございます！今日中に完成させます！（笑） (2018年3月31日 7時) (レス) id: 25eefb2072 (このIDを非表示/違反報告)
あやか(プロフ) - 続きが楽しみすぎてやばいです！！頑張ってください！ (2018年3月30日 7時) (レス) id: ccca1c1412 (このIDを非表示/違反報告)
milk(プロフ) - にのちーずさん» ありがとうございます、恐縮です！頑張ります！ (2018年3月28日 21時) (レス) id: 25eefb2072 (このIDを非表示/違反報告)
milk(プロフ) - どうもさん» ありがとうございます！終盤に向けて頑張ります！ (2018年3月28日 21時) (レス) id: 25eefb2072 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：milk | 作成日時：2018年3月28日 7時
