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私は思わずぎゅうっと先生に抱きついた。






「先生」



「、なんだ」

その声は今までで、1番優しくて。




「好きです」






「知ってる。」




先生が優しく私の頭をそっと撫でる。



幸せすぎて、また涙が出てくる。





「好き、、何度言っても足りないくらい。
好き。好きですっ、、、!」



さらにぎゅっと抱きつく。



「、、、、」


何も言わなくなった先生を不審に思って
見上げると


目線を逸らしている先生。

耳が赤い。




「て、照れてるんですか、、、?」


「うるせぇ、」


そんな先生が可愛くて。


「、ね、もっと好きって言ってください」

わがままを言う。



「、は?、、」


照れているとは分かっていても
すぐに言ってくれない先生に
また一気に不安が募る。


素直にそれを伝える。

「まだ不安なんです。ね、先生お願い」

そう言って涙目でそっと見上げると


中堂先生は一瞬固まり、


あークソっ!と言うと


私をそのままソファまで連れて行き押し倒す



「え、えっ!?ちょっと、!!」

今度は私が動揺する



「お前、俺がどれっだけ我慢してるか
分かってるのか!」


「、え」

顔が熱くなる


先生は私に覆いかぶさり耳元で囁く

「好きだ」


ビクッと私は体を震わす。



耳や頰やおでこに何度もキスをしながら
「好きだ」と繰り返す。



恥ずかしくて目をそらすと
「なんだ、照れてるのか」


と同じ言葉を言い返される。




思わず赤い顔のまま先生を睨むと


「、その顔やめろ、、止まらなくなる」

と言われ、さらに顔が赤くなる




直視できず目を逸らしていると、
頰に手を添えられグイッと目を合わせられた。


「A、好きだ」








この人は、本当に。
どこまでもずるい。








先生の顔がゆっくり近づいてくる。

私も静かに目を閉じた。

先生が唇を私の唇に合わせる。


甘くて、溶けそうなキスだった。




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設定タグ:アンナチュラル , 中堂系 , 久部六郎   
作品ジャンル:恋愛
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うみ(プロフ) - もうドキドキしながら観てます…ε-(´-`*)笑 (2018年4月6日 11時) (レス) id: 6a75db877c (このIDを非表示/違反報告)
milk(プロフ) - ありがとうございます!今日中に完成させます!(笑) (2018年3月31日 7時) (レス) id: 25eefb2072 (このIDを非表示/違反報告)
あやか(プロフ) - 続きが楽しみすぎてやばいです!!頑張ってください! (2018年3月30日 7時) (レス) id: ccca1c1412 (このIDを非表示/違反報告)
milk(プロフ) - にのちーずさん» ありがとうございます、恐縮です!頑張ります! (2018年3月28日 21時) (レス) id: 25eefb2072 (このIDを非表示/違反報告)
milk(プロフ) - どうもさん» ありがとうございます!終盤に向けて頑張ります! (2018年3月28日 21時) (レス) id: 25eefb2072 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:milk | 作成日時:2018年3月28日 7時

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