看病してみた〈ルカス〉 ページ9
今日の主様担当はルカスらしい。朝の挨拶で知った。ルカス、なんか掴みどころなくて不思議な人だよね。
最低限の朝の支度を終えて、もうやることが無い。やろうと思っていたことは昨日終わらせたし、みんなの予定もないみたいだ。
なにしよう？と思っていたら、ルカスが声をかけてくれた。
「主様、もしよろしければ、私とお散歩でもしませんか？」
「わあ、したい！暇だったんだー。」
「昨日ちょうどアモスくんと話してね。この時期は庭の薔薇が美しく咲き誇るんですよ♪」
「へえー！気になる、早く行こう！」
「行きましょうか」
2人で雑談を交えながら庭へ歩いた。
「あ、主様。ここの段差、気をつけて。もし宜しければ、私の手をお使いください。」
「うん、ありがとう」
そっとルカスの手を取ると……手袋越しだというのになんだか熱い。ちょっと待って。
焦ってルカスに一言言って額を触らせてもらうと、かなり熱かった。
「待ってルカス、ねえ、体調悪い？」
「？…いや、そんなことはありませんよ。……もしかして、私……熱があるんですか？」
「あるね！！！はやく部屋に戻ろう！」
「主様！？」
手を掴んで、
ルカスたちの部屋はかなり遠いし、比較的近くにある私の部屋に寝かせようと考えて、そっちに行く。
「あ、主様、これは…？」
「病人でしょ。ちゃんと寝て大人しくして！」
私のベッドに寝たルカスに注意する。
「はあ、これが医者の不摂政というやつですね。その、主様に看病をさせてしまって申し訳ありません…」
「気にしないで。私がしたいだけだし、それにルカスはいつも頑張ってるからね。」
前から触りたいなーと思っていた髪の毛をどさくさに紛れて撫でてみる。うわ、サラサラだ。ツヤもあるし、ちゃんとお手入れしているんだね。
そう思っていたら口から漏れていたみたいで、ルカスが照れますね、と頬を赤くして言った。
あーーーかわいいっ！！！！
もう本当にかわいいんだから！！！！！
それから追い打ちをかけるように、ルカスがおずおずと口を開いた。
「その、主様……今だけ、甘えてもいいですか…？」
「もちろん！！いつでも甘えて！」
「フフ、ありがとうございます、A様…。」
ルカスは優しく笑って、私と手を繋いだら安心したのか寝てしまった。
こんなところまで可愛い。
私に出来ることはこれくらいしかないから、どんどん甘えて欲しいな。
続く
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レン(プロフ) - けるさん» ほんとですか!ありがとうございます!!更新頑張ってくださいね!! (2023年2月18日 18時) (
レス) id: af9e8c44e4 (このIDを非表示/違反報告)
ける(プロフ) - レンさん» わー！！ありがとうございます！すごく嬉しいです！亀更新で申し訳ないですが書かせていただきますね！リクありがとうございます！ (2023年2月18日 18時) (レス) id: 718c78eb13 (このIDを非表示/違反報告)
レン(プロフ) - ………!?天才………??あ、天才か…。いや神………あとリクですがラトくんと主様が付き合ってる話お願いできませんかね………⁇（応援してます!!） (2023年2月1日 18時) (レス) @page5 id: af9e8c44e4 (このIDを非表示/違反報告)
ける(プロフ) - マリイさん» 了解いたしました！ゆっくりですが書かせていただきます！リクありがとうございます😊 (2022年4月6日 9時) (レス) id: 718c78eb13 (このIDを非表示/違反報告)
マリイ - リクで主様がミヤジと付き合ってる話お願いします (ミヤジ好き❤) (2022年4月4日 21時) (レス) id: 70be676ed1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ける | 作成日時：2022年2月17日 23時
