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コインランドリーは探偵社から４００メートルほど離れた場所にある。
ほぼ直線に歩けばいいので普通に進めば迷うことはない。
鏡花は既に買い物を済ませているらしく、敦は国木田とともに探偵社を出た。
先ほどの河川敷が見えてきたあたりで国木田は左へ、敦はそのまままっすぐ進む。
すぐにコインランドリーは目に入った。
先ほどよりも低くなった太陽が看板のＬＥＤに反射してチカチカと光る。
人通りの少なくない通りだが、今の時間、今の時代、コインランドリーを使用する家庭は多くはないだろう。
しかし、点々と見かけるのはなぜだろうか。
多くの人が入っているのも見たことがないのに。
そんなことを思いながらもやく５メートルというところまで来た。
すると、なんという事でしょう。見覚えのある砂色の外套がコインランドリーの窓ガラスにへばりついているではありませんか。
敦は、一度通り過ぎようか迷った。
しかし、このままいってもコインランドリーはなかったはず。
もう一つの店舗は…そうだださっきの交差点を右に曲がって…
「あーつーしーくーん。そんなに邪険に扱わなくてもいいじゃないか」
見つかってしまった。
でも、まぁ好都合だ。
探して来いと言われていたし、依頼人も待たせている。
「あはは。えっと、太宰さんはここで何を？」
「お、完全にスルーしたね！いやぁ、この間洗濯機のなかで回されて死ぬっていう方法を思いついたのだけど…なんせ、背が高いもんだから入らなくてねぇ」
「それで、コインランドリーなら入るんじゃないか。と？」
「そういう事」
＿＿探偵社の洗濯機を壊したのは貴方ですか。
「あ、本当にしないでくださいね？」
「もちろんだよ。苦しそうだもの」
何を言っている。半分試してみたかったくせに。
と、心の中で悪態をつきながら店内へ入る。
誰も使っていないらしく、空調の音が無機質に響いていた。
続いて太宰も中に入ってくる。
「見たところお使いついでに私を探しに来たみたいだけど…それ、誰の服？探偵社員のではないよね」
流石太宰。
敦が『洗濯』のところに抛り込んだ服を見て瞬時にそう判断した。ものすごい観察力だ。
「依頼人の服と僕の服ですよ。ああ、そうだ。依頼人さん。太宰さんを探しているようでしたよ？」
太宰はキョトンとした顔をして。
「私？」
「ええ、なかなか親しい方のようでしたけど…はっ！！もしかしたら殺されるかもしれません」
「え、え〜？」
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みぃ(プロフ) - 紅羽さん» コメントありがとうございます！頑張ります！ (2019年1月18日 22時) (
レス) id: 48f4ee6765 (このIDを非表示/違反報告)
紅羽 - とっても面白いですね！更新頑張って下さい！応援してます！ (2019年1月11日 20時) (レス) id: a17c6e8d22 (このIDを非表示/違反報告)
みぃ(プロフ) - yamamia38さん» こちらこそありがとうございます！ 更新遅くて申し訳ございません。これからもよろしくお願いします！ (2018年12月18日 18時) (レス) id: 48f4ee6765 (このIDを非表示/違反報告)
yamamia38(プロフ) - ヤバい！面白いですね！投票とお気に入り追加させていただきました！太宰さん推しだから嬉しいです。有難うございます！ (2018年12月16日 22時) (レス) id: bb32575fc9 (このIDを非表示/違反報告)
みぃ(プロフ) - 青森県と大阪府さん» コメントありがとうございます！ちょっと今日本にいないので更新はできないので、ごめんなさい。勧めてまでくださり…照れます。これからも、よろしくお願い致します。 (2018年10月23日 23時) (レス) id: d688bcfef3 (このIDを非表示/違反報告)
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