step 36 ページ37
〜 side ユータ 〜
1週間休暇が終わる2日前に帰って来ると韓国での帰宅組以外は皆宿舎に居て、その中でも目を引いたのがマークとAだった。
YT「2人何してるん？」
MK「俺はラップ書いてます！」
「あたしはラップ以外書いてます！」
TY「超楽しそうに言うけど、大変でしょ」
「それがね、めちゃめちゃ楽しいの」
MK「俺は結構大変ですけどね、ヌナの書いた曲に沿って書いてるから」
「あ、文句言われた」
YT「そう言えばAの歌聞いた事ないわ」
JN「え！ヌナの歌聞く！」
そばに居たジェノも話を聞きつけて来るけど、どうやらAはまだ韓国語の歌を完璧に歌える訳ではないようだ。
「日本語の歌しかまだ歌えない」
TY「日本語でも良いよ、聞かせて」
「って何で皆リビング集合してるの」
HC「ヌナの歌なら聞かないと」
JH「審査してやるからさ」
「……はぁ」
大きな溜息を吐くとまずAはスマホで音楽を流し始めた。何だっけこれ…あー、"HYの366日"ってやつやな確か。
「原曲聞いた方が良いでしょ」
流し終わるとすぐに歌い始めたからビックリした。聞き入ろうとしなくても視線も意識も全てが引きずり込まれる。勝手に身体が前のめりになって彼女に近付こうとする。こんな感覚初めてで、少し気持ち悪い。
一曲歌い終わると急に苦しくなってすぐに酸素を吸い込んだ。
JY「…呼吸するの忘れてた」
TL「ヤバイね」
「…恥ずかしいんですけど」
JM「ヌナ凄いよ、この短期間で…凄過ぎるよ」
TY「何か、宇宙に迷い込んだみたいだった」
「それ褒めてますか」
TY「褒めてる。凄いよ、本当に。もう一曲聞かせて」
「え〜」
文句言いながらもまた次の歌を流してくれるA。流したのは俺等の世代だった "西野カナのif" だ。さすがに聞いた事あるで俺も。
今度はさっきと違って可愛らしい声で安定した高音域を出し続けるから驚かされる。きっとシャウトとか上手いんだろうなAは。バラードからポップなのまで、彼女の歌をステージで聞いてみたいななんて思ってしまった。一緒にステージに立つのが第1希望なのに。
JM「ヌナ可愛い！」
TE「本当可愛い！ビックリした〜」
DY「俺とジェヒョナとテイリヒョン危うい」
皆が彼女に言ってると、彼女がふと俺の方を見て来た。
YT「どした？」
「いや…その……」
YT『こっちでもええで』
気を利かせて日本語にすると彼女は嬉しそうに微笑んだ。
『たまに一緒に日本語で話したいです』
可愛い妹め…
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ころっけぱん(プロフ) - ジェヒョンと仲の良いウィンウィンとかNCTの中国人メンバーとの絡みが欲しいです！是非、登場させてください！ (2018年4月8日 11時) (
レス) id: e74d7e8b12 (このIDを非表示/違反報告)
ころっけぱん(プロフ) - お気に入り登録させていただきました！楽しんで読ませてもらってます！リクエストしてもいいですか？ (2018年4月7日 20時) (レス) id: e74d7e8b12 (このIDを非表示/違反報告)
cie(プロフ) - もう毎日の糧ですほんとに！これからも応援してます！ (2018年4月7日 18時) (レス) id: 814b67575a (このIDを非表示/違反報告)
Haru_88(プロフ) - 初めまして。設定でクン、ルーカス、チソンの本名が間違えていますよ。 (2018年4月7日 10時) (レス) id: bf03d27c62 (このIDを非表示/違反報告)
BOSS - はじめまして!いまのところ全部読ませてもらってとても気に入りました(#^.^#)。メンバーみんな優しくて主人公ちゃんが今後どう成長していくのか楽しみです。更新頑張ってください^^ (2018年4月7日 1時) (レス) id: 4752a62601 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：クム | 作成日時：2018年4月2日 21時
