step 21 ページ22
〜 side テヨン 〜
全員で練習していると急に練習室のドアが開いた。鏡に映るその姿に皆が一時停止する。
TY「スマン先生！」
俺も皆もそちらに身体を向けると急いで頭を下げる。スマン先生は柔らかく笑うと頭を上げなさいと言われたのでゆっくりと頭を上げる。
……あれ？
スマン先生と一緒にAも来ると思って居た俺は先生の後ろに誰も居ない事に首を傾げた。
もしかしてSMROOKIES入りはなくなった…？
今朝既に俺の中では彼女のSMROOKIES合流は決定に近かったからこそ姿が見えないだけで悲しくなった。
スマン「Aの件なんだが、いま少し話せるかな？」
TY「はい！大丈夫です！」
スマン「ハハッそう固くならずに」
1列に並んだ皆の表情は固く、その中でも一際険しい顔をしているのがジェヒョナだった。
あの年齢にしてはジェヒョナはしっかりして居るし、アイドルと言う仕事を理解しつつ目指してる。こいつは本当にアイドルになるなって俺も思ってるんだ。
そんなジェヒョナが練習室でストレッチ中に俺やユタに嬉しそうに "これから同じ高校か…俺が世話しなきゃだよね" "あいつ料理出来るの？一緒にしたいな" とか年相応の可愛い反応を見せて居た。弟が嬉しそうだと俺等も嬉しい。
スマン「皆Aの事を聞きたいって顔をしているね。あの子は今日から正式に私の娘だ。デビューが出来たらその時は公式にも発表するつもりで居る。皆と一緒に暮らして貰うんだが、構わないかな」
「「はい！」」
スマン「ハハッ安心したよ。練習は別で行い、途中参加と言う形にするんだが…途中からあの子の顔も公開する。女の子が1人だけ、意味が分かるかな？」
それに対して皆深妙な顔を見せた。変な噂が立つのは当たり前、アンチも当たり前だろう。それから守るのが引っ張る俺の役目でもある。
TY「分かります」
俺が答えれば皆も首を縦に振った。
スマン「それから…これは父親としてなんだが」
スマン先生の口調がそこから変わった。
急に頭を下げるから俺達は全員目を丸くした。反応に困ってしまうのもある。
スマン「あの子をここに入れたのは、私があの子を1人にしてしまう可能性しかなかったからだ。1日であの子が君達と仲良くなれて本当に良かったと思っている。実はあの子の事は知り合いから聞いて居たんだ…すまない、利用するような形になってしまって。だが君達の戦力にもなるようにする。だから、あの子を頼む」
そう言って頭を上げたスマン先生は1人の親だった。
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ころっけぱん(プロフ) - ジェヒョンと仲の良いウィンウィンとかNCTの中国人メンバーとの絡みが欲しいです！是非、登場させてください！ (2018年4月8日 11時) (
レス) id: e74d7e8b12 (このIDを非表示/違反報告)
ころっけぱん(プロフ) - お気に入り登録させていただきました！楽しんで読ませてもらってます！リクエストしてもいいですか？ (2018年4月7日 20時) (レス) id: e74d7e8b12 (このIDを非表示/違反報告)
cie(プロフ) - もう毎日の糧ですほんとに！これからも応援してます！ (2018年4月7日 18時) (レス) id: 814b67575a (このIDを非表示/違反報告)
Haru_88(プロフ) - 初めまして。設定でクン、ルーカス、チソンの本名が間違えていますよ。 (2018年4月7日 10時) (レス) id: bf03d27c62 (このIDを非表示/違反報告)
BOSS - はじめまして!いまのところ全部読ませてもらってとても気に入りました(#^.^#)。メンバーみんな優しくて主人公ちゃんが今後どう成長していくのか楽しみです。更新頑張ってください^^ (2018年4月7日 1時) (レス) id: 4752a62601 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：クム | 作成日時：2018年4月2日 21時
