step 20 ページ21
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スマン「早速だが、歌を歌って貰っても良いかな」
「えっ！？」
スマン「ん？」
「……」
本当にいきなりだな…。歌なんて音楽の授業とか友達と少し歌うくらいしか経験ないのに…。
軽くおじさんを睨むけれどチキンなあたしはすぐに辞めて頭の中で選曲を始める。
スマン「Aの1番好きな歌とか、歌いやすい歌で良いんだよ。出来るタイミングで始めてくれ」
1番好きな歌…。最後に母方の祖母の残してくれた遺産で契約して買ったスマホを失礼ながらポケットから出す。1番聞く歌…本当に無難だし、日本人しか分からない歌だけど良いんだよね？貴方が言ったんだからね！何でも良いって！
「じゃあ、歌うよ？」
深く深呼吸すると肺いっぱいに空気が入って来た。アカペラなんて恥ずかしいけれど、歌には自信があった。まぁプロを輩出して来た人からしたら下の下なんだろうけど…。
歌い終わった後におじさんの顔を見れば満足気な笑みを浮かべて居て、それがどういう意味なのか分からないあたしは手汗が止まらないのをどう隠せば良いか必死に考えた。
暫くの沈黙の後に急に大きな音で拍手し始めたから目見開いたよね。心臓に悪いよこの人のやる事。
スマン「私の目は間違って居なかったみたいで安心したよ」
「…詳しく説明求めます」
スマン「私の娘は良い声を持ってると言う事だよ」
「それってあたしですか？」
スマン「他に誰が居るんだい」
そう言ってケラケラ笑うから、何だかまた泣きそうになった。でも泣かないよ。まぁさっきは不意打ちで泣かされたけど…もう泣かないよ。
スマン「Aは皆と一緒に暮らして貰うが、練習は別で行なって貰うよ。それと高校はジェヒョンと同じ高校に通って貰う。」
「高校はいつから？」
スマン「韓国の入学は3月なんだ。それにAは学年的にはジェヒョンの１つ下になる。転入と言う形を取るからそれで頼むよ」
「分かった。おじさん」
スマン「お父さんとは呼んでくれないのかい」
クスクス笑うとおじさんは椅子から立ち上がりあたしの目の前まで来た。
スマン「今まで良く我慢したね。これからも無理させてしまうと思うが、私がお父さんだ。Aがデビューすれば公表もするつもりで居る」
「……何から何までありがとう」
話している時間は短かったのに一気に印象が変わった気がした。
お父さんはゆっくりあたしを抱き締めると髪を梳かすように頭を撫でた。
ここからがスタートだ
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ころっけぱん(プロフ) - ジェヒョンと仲の良いウィンウィンとかNCTの中国人メンバーとの絡みが欲しいです！是非、登場させてください！ (2018年4月8日 11時) (
レス) id: e74d7e8b12 (このIDを非表示/違反報告)
ころっけぱん(プロフ) - お気に入り登録させていただきました！楽しんで読ませてもらってます！リクエストしてもいいですか？ (2018年4月7日 20時) (レス) id: e74d7e8b12 (このIDを非表示/違反報告)
cie(プロフ) - もう毎日の糧ですほんとに！これからも応援してます！ (2018年4月7日 18時) (レス) id: 814b67575a (このIDを非表示/違反報告)
Haru_88(プロフ) - 初めまして。設定でクン、ルーカス、チソンの本名が間違えていますよ。 (2018年4月7日 10時) (レス) id: bf03d27c62 (このIDを非表示/違反報告)
BOSS - はじめまして!いまのところ全部読ませてもらってとても気に入りました(#^.^#)。メンバーみんな優しくて主人公ちゃんが今後どう成長していくのか楽しみです。更新頑張ってください^^ (2018年4月7日 1時) (レス) id: 4752a62601 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：クム | 作成日時：2018年4月2日 21時
