裸足のシンデレラ (ページ50)

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初仕事ページ50

『…真面目に言ってます？馬鹿なんですか？
ちゃんと順序良く進めましょうよ』

そう言うと腕組みをするあたしを前にしてソジクヒョンは頭を下げて
すいません！それでもこの仕事はこなしてくれ！

なんでこんな事になってるのかと言いますと…

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1時間半前

おととい買ったベッドはあたしが中国語のレッスンに行ってる間に届いたらしくスホヒョンとギョンスヒョンが部屋に運んどいてくれた
これで今日からあたしもぐっすり眠れる…

って思ったら初ベッドに飛び込んで夢の世界に行こうとしてたあたしをどこかのゴリラが叩き起こしました

MN『わりぃユニ！こんな夜中にホントごめんな！！仕事行くぞ！』

『へ？』

寝かけてたあたしからはまるで動物の鳴き声のような声が出てきた

MN『ホントごめんな…下に車用意してるから…すぐ来てくれ』

なんかソジクヒョンがいつものようにうるさくなかった…
本当に悪いと思ってるんだ…
と、とりあえず早く準備しなきゃ！！！

ってか仕事って言ってた？
少し意識が覚醒してくるとソジクヒョンのそんな言葉が引っかかる
レッスンとかじゃなくて仕事なの？
初じゃん仕事って
初仕事がこんな夜中？寝起き？わーお←

準備をしてると音に反応したのかセフニヒョンが起きてきてしまった

SE『ん～…あっあれ…A？』

『ヒョン起こしてごめんね。あたし今から仕事なの』

ヒョンは洗面所までついてくると髪を軽くとかすあたしを見てボ～ッとしてる
起こしちゃったからか目全然開いてないよ
寝起きのヒョンは寝癖も凄くて顔も幼くて可愛いw

『ヒョン寝てていいよ？』

SE『仕事って？』

おや、あたしの話は無視ですか

『なんの仕事か言われてないけど、ソジクヒョンが仕事だから準備してって……ってやば！
ヒョン下に待たせてるんだった！！』

さっきの様子からするとソジクヒョンも眠そうだしなんだか申し訳ない
急いで歯磨きをして玄関から出ようとするとセフニヒョンがあたしの頭を少し撫でて

SE『頑張って、でも無理はしないで』

って凄い優しい笑顔で言うから思わずあたしも頬が緩んでしまった

『ヒョンはゆっくり寝てね？行って来ます』

それで車に乗り込んだのは良かった。うん。
でも…隣の男の人誰！？
ソジクヒョンは運転席で普通にしてるから怪しい人とかあたしにしか見えない幽霊じゃないのは確か……多分w

『ヒョン仕事って？』

MN『あぁ、ユルとのティーザーの撮影だ』

ん？ユルって？？？

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