片寄くんちの妹はお姫様？

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「Aー、おはよう！」


入ってくるなりAに挨拶する、リーダー白濱亜嵐。


「おはよう、亜嵐くん。遅刻だよ」

「ごめん、ってこの状況···」

「Aは、俺の妹なんだけどっ！」


ご機嫌斜めMAXの涼太。

理由は


『れお、れーお』


玲於の膝の上でキャッキャッするA。


「なんで、玲於やねん」

「Aちゃん、俺の膝空いてるよ！」

「玲於より優しいで」

「Aちゃん、肩車しない？」


それを羨ましがりAを自分の元に来させたい、取り巻き4人。


「はい、ストープ！
AはHIROさんから、俺が任されたのでいただきます」


玲於の上からAをひょいっと抱き上げ、自分の方に向けると


「亜嵐お兄ちゃんだよー。よろちくね？」

『····びゃぁぁー！！』


固まったのち、裕太の時より酷く泣き出した。


「え、えぇぇー！？なんで？」

「亜嵐くん、Aを泣かせないでよ！」


涼太が亜嵐からAを助け出す。


「よろちくね、とかキモイねん」

「可哀想」

「俺の時より酷いで」

「Aちゃん、あとで亜嵐しめとくね」

「顔面凶器」

「もう、みんな！Aは俺の妹なの」


大事なことだから、2度目を言う涼太。


『あ、らん···きやい』


ギューッと涼太に抱きついてグスグスいうA。


「嫌いにならないでぇー！」


泣きながらAに謝る亜嵐と、それをみて笑うメンバーたちなのでした。






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作者より
Aの年齢4歳から3歳に下げました。
すみません。

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