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『えっ、と…』


記憶がないなんてわかったら幻滅されるんじゃないかって思うとなかなか言い出せなくて


『実は、あまり、覚えてなくて…』


途切れ途切れに、涼太の反応を見つつ喋る。


「あんなことまでしたのに!?」

『えっ、あんなこと!?』


頭の中をフル回転させてみるがやっぱり思い出せなくて、涼太の顔すら見れなくなって下を見た。


『ごめんなさい』


自分が悪いのに、泣いちゃダメだって思うと余計に涙は出でくるもので。

結局、涙がこぼれてしまった。


「あー、ごめん!泣かせるつもりなくて」


下を向いて涙をこぼしたAを急いで抱きしめる。


「あれだけ飲んだら記憶ないってわかってたんだけど、意地悪したくなっちゃって」

『うぅっ』

「泣き止んで。ね?」


ギュッと抱きしめる力を強くして


「泣き止まないと、昨日Aがしたみたく襲っちゃうよ?笑」

『えっ、えぇ!?』


ビックリして涼太から離れると涙は止まっていて、けど気になる発言をされたら驚くわけで。


「なんだ、泣き止んじゃった 笑」


残念、とか言いながら笑ってる涼太。


『ウソ?』


泣き止ませる為の冗談を言ったのかと思ったけど


「襲われたのは、本当」


蛇の生殺しだったよ、と付け加えた。


『ごめんなさい!いや、あの、緊張で…』


今更言い訳にもならないが、ベットの上に正座して頭を下げた。


「わかってるよ」


ほらほら頭をあげなさい、っと優しくしてくれる涼太にAはそっと胸を撫で下ろした。

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作品ジャンル:恋愛
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rmpgLove(プロフ) - ○ (2019年3月31日 15時) (レス) id: f88f61b843 (このIDを非表示/違反報告)
ほの(プロフ) - ○です! (2019年3月28日 0時) (レス) id: a214377e0f (このIDを非表示/違反報告)
わか(プロフ) - ◎ (2019年3月27日 0時) (レス) id: cbcc9296e1 (このIDを非表示/違反報告)
rmpgLove(プロフ) - ○ (2019年3月26日 23時) (レス) id: f88f61b843 (このIDを非表示/違反報告)
369 - ○です!じゃんじゃん入れてください! (2019年3月26日 23時) (レス) id: 3b6d2d3bfe (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:にゃんころ | 作成日時:2019年2月25日 22時

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