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「じゃあ、そろそろ行こうか」
『お会計!』
財布を出すと
「男を立ててね?」
そう笑顔で言って財布を隠すように手を置いた。
『ご馳走様です』
「いいえ」
お金を出したとしても絶対涼太は受け取らない。
それなら素直に奢って貰った方が可愛い女の子に見えるはず。
うん、大丈夫!
「大丈夫。十分可愛いからね!」
『あ……』
「ダダ漏れ 笑」
油断してないのに、と思っても遅いのだが。
「Aおいで」
気づいたらタクシーを停めている涼太。
「どうぞ」
と先に乗せてくれた。
『ありがとう。何から何までごめんね』
「俺がしたいだけ。すみません○○までお願いします」
行き先を告げ、タクシーに揺られ目的地に向かう。
チラッと隣にいる涼太を見る。
本当に本人でキレイな顔してるしカッコいい。
見てるだけで、ドキドキする。
ギュッ
気づいたら涼太が手を握っていて。
『!!!』
ビックリして涼太の方を見ると
「(しー)」
と人差し指に口をあてていた。
暗くて良かったと思う。
今、絶対、顔が紅い。
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rmpgLove(プロフ) - ○ (2019年3月31日 15時) (レス) id: f88f61b843 (このIDを非表示/違反報告)
ほの(プロフ) - ○です! (2019年3月28日 0時) (レス) id: a214377e0f (このIDを非表示/違反報告)
わか(プロフ) - ◎ (2019年3月27日 0時) (レス) id: cbcc9296e1 (このIDを非表示/違反報告)
rmpgLove(プロフ) - ○ (2019年3月26日 23時) (レス) id: f88f61b843 (このIDを非表示/違反報告)
369 - ○です!じゃんじゃん入れてください! (2019年3月26日 23時) (レス) id: 3b6d2d3bfe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:にゃんころ | 作成日時:2019年2月25日 22時