男装少女の末路【東リべ】 (ページ20)

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「「Aっ！」」

倉庫の扉が開き、マイキー達の声が響く。

「お前、なにやってんの？」

A首を締めながら男が

「なんで東卍がっ！？」

と慌てだしたと同時に男が吹っ飛ぶ。
マイキーの蹴りが男をとらえた。
そして、気を失って投げ出されたAを三ツ谷がキャッチする。

「Aっ！Aっ！？」

名前を呼んでも返事をしてくれないAを優しく抱きしめた。

「場地さん、Aの友達も居ました」

もう一人の男も千冬が倒し、後ろに倒れていた実咲を回収する。

「ケンチン、やっぱりAはこの間の子じゃん」

三ツ谷が抱きしめているAの顔をみて、マイキーが呟いた。

「そうだな」

「可哀想に····」

マイキーがAの髪に触れる。

あの長くて綺麗なロングヘアがバッサリと切られている。

「マイキー、とりあえずここ出ようぜ」

実咲を担ぐ場地が外にゆっくりと歩く。

「Aは俺が連れてくから」

とマイキーは三ツ谷に牽制すると

「おう、頼んだ。千冬後ろに乗せてくれ。愛車取りに行きてェから」

「はいっ！」

「三ツ谷、俺ん家な」

とドラケンが伝えると頷き、千冬と共にその場を後にした。

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