【獄都事変】 ちょっぴり甘い物語、いかが？ 〈短編集〉

上司組 ＊お誘い＊ﾘｸｴｽﾄ ページ31

「「ありがとうございました！！」」



午前中にあった訓練を終え、午後との間にある昼休み。
私はいつも通り食堂へ向かう。

『キリカさーん！いつものお願い！』

私が元気よく発するとキリカさんも「任せて！」と可愛い声で返事をして料理に取り掛かった。


待ってる間に席につき、頬杖をつきながら午後の事について考える。
午後が何も無い、というか、予定がない。
こんな日は何をするのが得策なのか私にはわからずただぼーっとする日があってもいいのかな、とも思ったりした。
そんなことを言ったら谷裂に怒られそうだが。


そんなことを考えていると、私の両隣に腰かけた背丈が大きい男性2人。

もとい、私の上司2人組。

肋「疲れているようだな。A。もう少し夜彼奴らと絡むより休息をとったらどうだ？」

そう言って肋角さんは何時もの脚を組み、腕を交差させる。

災「Aもまだ若いですし、そういう年頃、なんだよね。」

災藤さんもまた足を組み、私と同じく頬杖をついて目線を合わせて話しかけてくる。

上司2人に挟まれて少し緊張する私だったが、
別に私生活では厳しくない2人。
そんなに苦でもなかった。


『お二人共、お仕事お疲れ様です。疲れていたのではなく、午後空いているのでどうしようかなと___』


私がそう言った瞬間、2人はピクっと反応した。
何かおかしいこと言ったかなあ？


肋「そういえば、Aは予定無かったな。俺もないから何処か一緒に行くか。」


直属の上司からのプライベートお誘いとても嬉しい。私は素直にこのお誘いに乗ろうとしたが、、


災「私も空いてますよ。どうですA、‘ 2人で’デートでも行きませんか？」


今度は災藤さんからデートのお誘い、しかも二人きり！？えっ…どっちも断りずらい。

『えっ、えっと…』

何も言えなくてどぎまぎしてる私を見つめる二人の眼は真剣そのものだった。


『ま、また今度とか___』

肋「上司命令だ。」

そこで権力行使ぃ！？！？それはずるいでしょもう。。

私は意を決してこう答えた。



『時間半分で、お二人共お付き合いします…』


ダメ元だったが、解決方法はこれしか無かった。

肋「まあ、妥協点か。」

災「今度は負けませんよ。」



静かに火花を散らせる上司達であった。



┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

その後、2人から猛アプローチされるAであった。

-------✁︎ｷﾘﾄﾘ✁︎------
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上司組でしたー！！またお待ちしております

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