佐疫 *堕ちる音* ページ30
最近、佐疫さんを見てておかしいな、と思ってたけどそれが上手く自分の中で言語化出来なくて本人に伝えられずにいた。
階段を降りていくと、いつものように彼がそこに立っていた。
佐「おはようA。昨晩はよく眠れたかな?」
以前はエンジェルスマイル、とまで評していたこの笑顔も最近には少しばかり寒気が背中に流れてくる。
『大丈夫だよ、眠れたから。佐疫はよく寝れた?』
そう返すと彼は、またあの笑顔で「勿論だよ。」と返した。
食堂に行くとまだ誰もいなかった為、2人で座って待っていることにした。
すると佐疫が私の頭に手を置き、撫で始める。
彼の笑顔が嘘のように暖かかった。
『いきなりどうしたの?何かあったの?』
佐「特にはね。ただAの頭撫でなくなって。」
そういっておかしい?とつけくわけて苦笑する佐疫は以前の佐疫だった。
やっぱり気の所為なのだろうか。
佐「A眠そうだね。少し早いし俺の肩貸してあげようか。」
そう言いつつも強引に私を寄せてくる佐疫
何だかぐっすり寝たはずなのに意識が遠のいて言った。
『んっ…』
ふと目が覚めるとそこは佐疫の部屋だった。
ちょうどいいタイミングで、部屋の扉が開き佐疫が入ってきた
佐「おはようA。良く眠ってたね。これ、お水持ってきたから良かったら飲んでね」
そう言って渡された1杯の水をぐびっと飲み干すと、さっきの笑顔とは打って変わって狼のような顔になる佐疫
佐「ねぇA?ここ最近俺のことしか考えられないでしょ。」
そう言って佐疫はまた私の頭を撫でる
『な、、なんで知って…』
すると佐疫は分かったような顔をして
佐「当たり前だよ。だって俺のせいなんだからね。」
撫でていた手をするする、と下ろして私の顎へ手を添える
あぁ、抗えない。
佐「あぁ、、可愛い俺のA。こんな簡単に堕ちてしまうなんてね」
そういって妖艶に笑う佐疫は私に静かに接吻をした_________
✄−−−−−−キリトリ−−−−−−✄
お久しぶりですにょるとです。。。
めちゃサボってましたねw すみません((
高校三年生で受験生の身ですが息抜きに書いていきます。
新作の短編集もあるのでそちらも宜しければ(*^^*)
【FGO】silk stockings 【短編集】
http://uranai.nosv.org/u.php/novel/milano03053/
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チェシャ猫(プロフ) - リク良いですか?上司組に愛される話が見たいです! (2021年12月3日 18時) (レス) @page31 id: af2b388f3f (このIDを非表示/違反報告)
にょると(プロフ) - エリさん» 初めましてー!!エンジェルいいですよね(^ー^)ありがとうございます!! (2019年9月6日 23時) (レス) id: ac6d2afe74 (このIDを非表示/違反報告)
エリ - 初めまして!佐疫君推しのものです!!これからも頑張ってください!! (2019年9月6日 20時) (レス) id: 42d9f0ece0 (このIDを非表示/違反報告)
にょると(プロフ) - 柊氏さん» リクエストありがとうございます!書かせて頂きますね(*^^*) (2019年8月9日 14時) (レス) id: ac6d2afe74 (このIDを非表示/違反報告)
柊氏 - リクエストで上司組が夢主ちゃんを取り合うみたいなのをお願いします!(土下座 (2019年8月9日 14時) (レス) id: 930eadd208 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:にょると | 作成日時:2017年5月31日 22時