佐疫 ＊危険なカンケイ＊ ページ26
私は獄卒見習いのひとり。
今日も1日、特務室の先輩達を見習って
武器を使いこなしたり、頭脳を使ってみたり
色んなことをしなくてはならない。
まあ、その
“色んなこと”には本当にいろんな意味が含まれていて
『失礼します』
一日の鍛錬、彼の身の回りの整理整頓などが片付き、
一息ついた頃に 彼の部屋へ足を運ぶのがもう当たり前になっていた。
「やぁ。何時もごめんね？」
そう、エンジェルスマイル と呼ばれる笑顔を向けて私に言ってきたのは
獄卒の佐疫さん
『いえ、とんでもないです。』
私は謙遜するが、傍からみればとても奇妙な関係だと私は思う
『今日も一日お疲れ様です、佐疫さん』
佐「うん。Aもお疲れ様」
お互い一日の疲れを癒そうと、この時間を求めて。
『さ、佐疫さんっ…わ、わたし…』
佐「それ以上言っちゃダメだよ。俺は全部分かってるからね？」
佐疫さんには全てお見通しのようである
彼は私の手を引いてベッドの前まで誘う
眼は生前に見た 快晴の青空の様でもあり
____深い 深い 海の色にも見えた
『っ……そうやっていつも私を手の上で転がして遊んでいるんですよね…？』
自分で言って悲しくなった
分かっていたはずなのに
佐「さぁ、それはどうだろうね？」
佐疫さんの手はするすると私の肌の上を滑り
感じやすい 耳、首、背中、とゆっくり撫でていく
『んっ…ひぅ……』
佐「A…可愛いよ…とっても綺麗だ」
佐疫さんは焦らして焦らして最後に御褒美をくれる人で
言わばドSである
『んぁっ…き、キス…したい、、です…んっ』
佐『だーめ』
私は佐疫さんが欲しくて 欲しくて堪らないのに
貴方は振り向いてくれないのね
『佐疫さんっ……すきです…好きなんです…』
焦らされ過ぎたのか、気付けば胸の内をさらけ出していた
もっとロマンチックに言いたかったのに
佐「こんな時に言うなんて、イケない子だね」
佐疫さんがニヤって笑った次の瞬間
『んぅっ!?』
やっとしてくれた彼からのキス
優しく啄むような 甘いキス
時々うっすら目を開けると 佐疫さんの目の中に私が映って
“私が今、佐疫さんを独占してるんだ”ってとても満たされた気分になった
佐「ん？どうしたの」
『佐疫さんは私のモノですよね…？』
佐「さぁ、どうだろうね。」
今日また彼は振り向いてくれない。
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チェシャ猫(プロフ) - リク良いですか？上司組に愛される話が見たいです！ (2021年12月3日 18時) (
レス) @page31 id: af2b388f3f (このIDを非表示/違反報告)
にょると(プロフ) - エリさん» 初めましてー！！エンジェルいいですよね(^ー^)ありがとうございます！！ (2019年9月6日 23時) (レス) id: ac6d2afe74 (このIDを非表示/違反報告)
エリ - 初めまして！佐疫君推しのものです！！これからも頑張ってください！！ (2019年9月6日 20時) (レス) id: 42d9f0ece0 (このIDを非表示/違反報告)
にょると(プロフ) - 柊氏さん» リクエストありがとうございます！書かせて頂きますね(*^^*) (2019年8月9日 14時) (レス) id: ac6d2afe74 (このIDを非表示/違反報告)
柊氏 - リクエストで上司組が夢主ちゃんを取り合うみたいなのをお願いします！(土下座 (2019年8月9日 14時) (レス) id: 930eadd208 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：にょると | 作成日時：2017年5月31日 22時
