【獄都事変】 ちょっぴり甘い物語、いかが？ 〈短編集〉

抹本*理想？* ページ17

『ね、ねぇ抹本？』



ある日、私はある疑問を抹本に思い切って聞いてみることにした




抹「な、なに？」





彼はいつもあたふたしてて可愛いけど

治療したり、薬作っているときは凄くかっこよくて




『抹本ってさ、好きな女性のタイプってある？』




いや、唐突すぎたかもしれない


自分でも驚いてる




案の定抹本は



抹「え…えっ？す、好きな女性のタイプ？う、うーん」



と濁しているのかただ分からないのか定かではないけど



教えてくれないのかなぁ




『何でもいいからさ。一つ教えてほしいな』




詰め寄る 抹本に詰め寄る私




すると、抹本は小さい言葉でこう言った




抹「……Aみたいな人…かな」




え？





『わたし？』




抹「い、いや別にそのやましいこととかないしき、気にしなくてもいいよっ！！」



いやいやいや、抹本。

気にするでしょ




『私みたいな人がいいの？』



抹「まぁ…。。真っ直ぐだし頼りになる」



と、言ったあとに一息置いて




「……可愛いから」


とぼそっと呟いた




『な、、、そ、それってさ。私«みたいな»人じゃなくて私じゃだめ？』



私の精一杯の告白



回りくどいけど、頑張った私



抹「……Aがいいなら…」



抹本は下を向いて呟いた




『じゃ、じゃあyesなら…私のこと抱き締めてよ』



と言い、私は目を瞑る





布が擦れる音がする

数秒後には 抱き締められていた___

佐疫*地獄の王子様*→←田噛 *名前*

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