#諸葛孔明 胡乱 リクエスト ページ43
『“孔明の嫁選び?”』
私がこの言葉を目にしたのは、アンデルセンの書庫にあった諸葛孔明の資料の中でだった。
その言葉の説明には、こう書かれていた。
・諸葛孔明は、色が黒く醜い娘ではあるが、才能は君に劣らない。と勧められた娘を嫁に取った話。周囲の人はこれを笑ったという。不器量な嫁を進んで選ぶこと。
『昔からこういうのはあるんだなぁ。聖徳太子の冠位十二階の恋愛版みたいな…。』
そう呟いてから、なに馬鹿なことを…。と思った私だがその時はその場を後にした。
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「あっ、あんたここに居たの?」
私がせっせと周回をし終わった戦果を運んでいると、そこには少し頬に汗を見せている諸葛孔明がいた。
『ん、どうしたの?』
私が要件を尋ねると、孔明は「はぁ…。」と盛大なため息をつかれた。
何か彼に良くないことをしてしまったのかと思い、慌てて謝罪の言葉を伝えた。
「いや、何で僕がため息ついてるか分かってる?……絶対分かってないよね。」
じぃ、と距離を縮められ孔明と私の顔の距離がゼロ距離になる。綺麗な目の色だなぁ。
『…って、近い近いってばあ!!』
見蕩れていた自分に慌てて脳かから身体を動かすように指令を出す。意外にも、孔明の身体はすとん、と重力に抗わず後ろ側へ退いた。
「別にからかった訳じゃないんだよ。…ちょっと話があってさ。あんたの部屋で待ってるから。」
そう言って、スタスタと私の部屋に向かってしまった。諸葛孔明ならそんなに面倒事では無いだろうし、すぐ済むだろうと思い戦果を倉庫において自分の部屋へと向かうことにした。
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ウィーン、という機械音の後に自室が開くと孔明はソファに座って待っていた。ちょっとくつろいでいるようにも見えるけど…。
「今、ちょっとくつろぎすぎちゃない?とか思ったでしょ。顔に出すぎあんた。」
むぅ、とむすくれた顔をした孔明に『なんで分かったの』と苦笑を浮かべながら隣に腰を下ろした。
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にょると(プロフ) - 愛里さん» こちらこそリクエストありがとうございました!!またありましたら宜しくお願いします。 (2020年2月26日 23時) (レス) id: ac6d2afe74 (このIDを非表示/違反報告)
愛里(プロフ) - にょるとさん» 孔明先生かっこいいです。ありがとうございました! (2020年2月26日 20時) (レス) id: 95c5af7e07 (このIDを非表示/違反報告)
にょると(プロフ) - えのぐさん» コメントありがとうございます!サーヴァントの表記直したつもりでしたがまた見直してみます!ありがとうございます。アンコールですか了解しました!!ドロ甘で書きますね(握手) (2020年2月16日 2時) (レス) id: ac6d2afe74 (このIDを非表示/違反報告)
えのぐ(プロフ) - それと、リクエストです!初期鯖ですこすこな始皇帝と言いたいところなんですけど多分(きっと)(おそらく)難しいと思うのでアスクレピオス先生アンコールってできるでしょうか…このコメント見れててなおかつ小説を綴る活力があればお願いします!! (2020年2月16日 1時) (レス) id: 6a2a84fe35 (このIDを非表示/違反報告)
えのぐ(プロフ) - 初めまして!!アスクレピオス先生100Lv勢なので(そういうことです)超ヒョッ…(尊死)ってなりました。あと細かいと思うんですけどサーバントではなくサーヴァントだったはず…です。間違ってたらすいません!! (2020年2月16日 1時) (レス) id: 6a2a84fe35 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:にょると | 作成日時:2019年8月2日 22時