【FGO】抗えない誘惑【短編集】

♯ロマン 残留 ページ4

「マスターの魔力量を日に日に減らしてサーヴァントにいく魔力供給を無くしていった。そしたら、僕が理想とする‘カルデア’が出来上がるんじゃないかって。」



目を細め、私を愛おしそうに見つめるロマン


その目に私は抗えなかった。

別に恐怖を感じて動けなかったんじゃない。


完全に‘捕らえられていた’



「___Aは僕のこと好き？
ふふっ、そんな惚けた顔も可愛いね」



ロマンがするする、と身体に手を這わせてきて
くすぐったい一心で身体を震わせる



『ロマンｯｯ…やめっ…』


「僕と、Aだけの世界で幸せに暮らしていこうか。君はもう毎日レイシフトしなくていい。このカルデアという檻の中で僕に愛されることに徹していればいい。」



あぁ、なんだか___


意識が何かに浸かっていく、


抗えない 何かに


足を付けたら引きずり込まれそうな



『ロマン、私の寂しさを埋めてくれる？』



一瞬で家族を失い、友達を失い、居場所を失ってから



ここに来て怒涛の毎日。


その日常に来る虚無感には抗えなかった



その事にロマンは気付いていたのかもしれない。



「いいよ。僕に掛かればそんなの朝飯前さ」


彼の両腕が私の腰と頭に伸び、引き寄せられる



『___好きだよロマン』



「あぁ、僕は愛してるよA。永遠にね」



彼の言葉に安心した私は、

愛の泉 に身体を浸からせて言った。






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お気に入り登録ありがとうございます‪(＞＜)

さて今回はドクターでした！
えっもう出すの!?と思った方もいらっしゃるかもしれませんが出します((


次は誰にしようかなあ(´-ω-`)

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