【FGO】抗えない誘惑【短編集】

#マーリン 鬼謀 ﾘｸｴｽﾄ ページ14

目の前の光景に息を呑む。
こんなに美しいものがあるのかと___


しかし同時に悔しさも感じる。
彼が今この光景を見せている原因は私を見たからであって、彼の容姿、声全て込みでのこと。
顔が良い、声が良いってこういう事か…。
圧倒的勝てない。


「可愛いこと考えるね、Aは。」

えぇ、まさか読まれた？
てかマーリンさん、可愛いの基準おかしくないですかね。

「ん？Aは可愛いから可愛いに決まってるだろう？何を言ってるんだい？」


直接語り掛けてきてるのか。。流石グランドキャスター。我がカルデアの即戦力。



「ううん。千里眼なんて使わなくても分かるよ。Aの考えが、手に取るようにね。」


彼は自然に私の手を取る。左手を自分の口元に近付け小さく口付ける。


「今、何処に口付けたか分かるかい？」

私はもうオーバーヒートしそうだった為、ふるふる、と頭を振ると彼は悪戯な笑みをみせた。

「左手の薬指、意味__分かるね？」


今日様子はおかしかったのは、そういう事だったのか。
マーリンでもプロポーズする時は様子がおかしくなる、と分かった私は何だか目の前にいる彼が愛おしくなって。

「うん。分かるよマーリン。」

はっきり声で伝えられた言葉は、もちろん«YES»の返事。
それが分かった彼は少し緊張の糸が解けたように私を抱きしめてきた。


「良かった。もしかしたらって思ったんだよ。」


絶対そんなこと思ってないくせに、と思っていても満更でもない私は抱きしめる力を少しだけ強める。
こんな計画を立てる彼でも愛おしいから。

『そんな訳、ないでしょ。さすがに付き合う過程を吹っ飛ばされたのは初めてだけど。』


そう言うと彼は、「Aなら許してくれると思ってね。」と悪戯っぽく笑った。


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朝ベットから起きると、左手に熱を感じた。

疑問に思って見てみると薬指には花が咲いていた。

これも彼の計画なのか、とまた心の中で嬉しくなった。



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リクエストありがとうございました！！
マーリンでした(*^^*)
彼今ピックアップされてますね、皆さん引けましたか？私は引けてません((

それから、日に日にお気に入り登録して下さる人が増えて感激です。。。ありがとうございます(＞＜)
リクエストも随時更新中なのでお暇な時にぜひ見てくださいね！

P.S.心は男なカーマちゃんならワンチャン？

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