検索窓
今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:7,035 hit
小｜中｜大

▽０１ ページ3

なわけねーよ。頭の中に浮かび上がったのはその一言。いやいやいや、何を言ってるんだ幼馴染みくん！！





『そんなわけないじゃん〜。もう、今日エイプリルフールじゃないんだしそんな嘘.....』



「い、いやその.....本当、なんだ」







私は、何だか面白くなってきてアッハハハと大声で笑った。炭治郎が少しムッとした顔をするが、お構いなし。


いやだって、あのかまどくんがこんな近くにいるわけないっしょ。てゆーか、炭治郎がアイドルやってるなんて、幼馴染みの私が知らないはずないし。


.....まぁ、一万歩譲って顔は良いとしよう。顔は。でもあのかまどくんには到底及ばない。





『んじゃ、ご本人ならかまどくんのコト一番知ってるはずよねー？かまどくんの一番初めの曲は！』


「Ｌｅｄ×ＬＯＶＥ 」


『おぉ.....じゃあ、かまどくんの合言葉』


「キミのハートにヒノカミ神楽！！」


『な、なかなかやるわね.....じ、じゃぁかまどくんのライブ前のルーティーン』


「緊張がなくなる“キラッ☆とおまじない”」


『待って待って待って待って何で知ってんの！！？？』



かまどくんのルーティーンはごく少数のガチファンしか知らない情報なのに.....こやつ何で知ってるんだ！！？？

.....？ごく少数のガチファン.....？





『ま、まさか、炭治郎.....』


「あぁ、やっと信じてくr((『かまどくんの隠れオタク』誤解だよ」





ですよねー、とふと炭治郎の顔を見た時、私はハッと我に返った。そう言えば、炭治郎は嘘をつくコトが苦手で、すぐに顔に出る。


.....それなのに、目の前の炭治郎の顔は、真剣そのもので。とても彼が嘘をつく顔には見えなかったし、何より嘘をつくメリットが無い。


その後、私は気付いてしまったのだ。炭治郎がかまどくんと同じく、赤い髪にピアスを付けているコトを.....。





『.....え、え。まさか、まさかまさか本当に炭治郎が.....！！？？』



「だから、ずっとそう言ってるだろ」





やっと信じてくれたー、と大きく背伸びする炭治郎を呆然と見つめる私。待って、頭が追いつかないんですけど。つまり、これって.....私の推しって、ずっと前から近くにいたってコト.....！？


すると、何故か炭治郎はそんな私を見て、ニヤッと微笑んでグッと距離をつめた。





「それで？今まで言ってなかったけど.....Aが大大大好きなのは、どこの誰だっけ？？」


『なっ.....！？』





こ、こやつ.....！！！！

▽０２→←▼設定



→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って！｜面白い！→ )

点数: 10.0/10 (19 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
20人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム： 感想：  ログイン

あんず(プロフ) - とても面白かったです！更新楽しみにしてます！！centerのスペル間違ってるので真ん中表記なってないと思います… (2020年10月23日 9時) (レス) id: 6e2fd367e1 (このIDを非表示/違反報告)
 さくらみるく - 金米糖さん» 令和の巫女からきて下さったんですか！！ありがとうございます、こちらの作品まで呼んで下さるとは感無量です.....！どちらも更新できるように頑張りますので、温かく見守って下さると嬉しいです(*^^*) (2020年5月31日 20時) (レス) id: e3ab556303 (このIDを非表示/違反報告)
 金米糖(プロフ) - 令和の巫女から来ました！すっごく面白かったです！更新頑張ってください！ (2020年5月31日 18時) (レス) id: e31feca5f7 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名：みるく | 作成日時：2020年5月31日 16時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。