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「ノーマン」
朝ごはんの後、洗い物をしているノーマンに声をかけた。
「なぁに、A」
落ちかけた袖をまくりあげながらノーマンはお皿をどんどんすすいでいく。
隣でレイがそれを拭きあげていた。
「後で私とお話しましょ」
「え？う、うん。ちょっとまっててね」
「急がなくていいのよ？」
「あとちょっとだから」
あっという間にシンクの中のお皿がなくなっていく。仕事が早い。
「んじゃ、俺は図書室にでもいるから」
「鬼ごっこの時呼ぶわね」
「......わざとか？」
レイがダイニングを出ていく。
他の子供たちはもういなかった。
＊＊＊＊
「さてノーマン。
昨日、コニーはどうだった？」
「どう......って」
ノーマンの眉が下がる。難しい事を言われるといつもそう。
ノーマンには悪いけど、その困った顔、嫌いじゃないの。
「ノーマン、天才な貴方は今必死に頭を働かせて次の言葉を考えていると思うけど無駄よ。
私が敵の裏の裏をかくのが得意なこと、忘れたの？」
「......君には、ほんとに適わないよ」
ノーマンは一つ息を吐くと、笑った。
悲しい顔で。
その顔は、好きじゃない。
「......でも、ある意味間に合わなかったのは本当だよ。
今から話すこと、信じられないかもしれないけど、信じて欲しい」
ノーマンがゆっくり口を開く。
そこから飛び出した言葉は、私の思考回路を滞らせる。
鬼、ママ、テスト、脳の大きさ......そして、コニーのこと。
全部、聞いた。
「......そう」
「エマは家族の皆でこのハウスから脱獄したいって言ってた。
けれど正直それは厳しいと思う。
エマとレイとAと僕。フルスコアのこの四人なら、逃げ切れる可能性は各段に上がるんだ」
ノーマンの頭脳とレイの知識、エマの運動能力。確かにこの3つがあれば怖いものなんてないでしょう。
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MiUmIu(プロフ) - はるちさん» コメントありがとうございます！ あれ、もしかして名前変換できていないところがありましたか！？ 私がお話書く時はアリスっていう設定にしてるので....... (2020年4月11日 12時) (
レス) id: c6740f863a (このIDを非表示/違反報告)
はるち(プロフ) - いつも楽しく読ませてもらっています！質問なんですが、（もう説明があったらごめんなさい）アリスと夢主って同一人物ですか？ (2020年4月11日 12時) (レス) id: d0430b90e0 (このIDを非表示/違反報告)
MiUmIu(プロフ) - 雪子さん» 推しはノーマンです！今の段階ではノーマンよりですが.......もしかしたら、ってこともあるかもしれませんね！そこはお楽しみに！ (2019年4月7日 23時) (レス) id: c6740f863a (このIDを非表示/違反報告)
雪子 - あなたはノーマン派ですか。レイ派ですか。ですよね。ノーマン派ですよね。でわ、落ちはノーマンですよね。ですよね。そうですよね。頑張ってください。 (2019年4月6日 17時) (レス) id: 63b96624ad (このIDを非表示/違反報告)
MiUmIu(プロフ) - TOMOさん» コメントありがとうございます！レイもカッコイイですよね！！お褒めの言葉光栄です(●´▽`●)続編をお楽しみに！ (2019年4月3日 19時) (レス) id: c6740f863a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：MiUmIu | 作成日時：2019年3月18日 19時
