パパとミナちゃん２〜YUNHOパパのイクメン生活ｗ

#30　お泊まり… ページ30

…朝食の時間になる頃

ピンポーンって

コテージのインターホンが鳴った

ドアを開けなくてもミナちゃんの声がして


「あー

たったん!

たーたん!

ぱあぱ

まあま!」


…ああ

ミナちゃんとチャミくん達か

ユノくんじゃないんだ…


チャミくんがミナちゃんを抱っこして入って来た


「おっはよー

ミナたんのお帰りだよ

ただい…

…Aちゃんどうしたの!?」


…え

私なんか変？…


チャミくんがえらくびっくりした顔で叫んだ

真子も入ってきて


「…あ

A何かあったの!?

…なんか久々に見た

その無表情な顔

ユウジ先生の浮気が発覚した時に

心の底から怒り狂ってた

あの時とおんなじ顔してるよ…!?」



ユウジ先生というのは

ユノくんと結婚する半年前までつき合ってた元彼のユウジのこと

遠距離恋愛してて

向こうが浮気したから

はらわたが煮えくり返る程怒り狂った私は

ユウジにビンタを喰らわせて捨て去った

でも親友の真子とチャミくんの前では泣き崩れてしまって

チャミくんが危うく殴り込みに行こうとしたほど

二人には心配かけたんだけど…



「…原因ヒョンでしょ

何かAちゃんを怒らせるようなことしたんだね？」


チャミくんが勢いこんで言ったけど


…うーん

怒らせるようなことというか…

昨日帰って来てないだけだけどね

まだ戻って来ないんだもん…



「はああ!?

帰ってきてないの!?」


チャミくんが素っ頓狂な声を出した


「なんで…!?」


…こっちが聞きたいよ

携帯忘れてったから電話も出来ないし…

なんかもう頭来ちゃって一睡もしてないの

もう知らない…!!


「…昨日って

最後にヒョン見たのいつ？誰かといた？」


…チャミくん達がホールから出てってすぐ

コテージに戻ろうとしたら

ダンサーさん達に呼び止められて

私に先に戻っててって言って…


「…分かった

ミナたんをよろしく

僕ヒョンを探してみるから…」


チャミくんからミナちゃんを受け取ると


「まあま!」


ってぎゅってしてくれた

にっこにこのミナちゃん


「すっごくおりこうだったよー

お風呂もチャミとお歌歌って

ねんねする時も

たーたんが腕枕してねんねしてたの」


真子が言って


…そうなんだ

すごいねミナちゃん

お泊まりできたねえ

たーたんとねんねしてよかったね

うちのパパはどこかに行っちゃって帰って来ないけどねー？…

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