#22 寝言は寝て言え ページ22
…ちょっと電話お借りしていいですか
長老様に連絡とってみますから…
「…ああ
どうぞ…」
ユノさんは
テーブルの上から携帯をとって来てくれた
…すいません
家で妖狐になってそのまま飛翔して
ここまで手ぶらで来ちゃって…
言い訳しつつ長老様に電話する
「…こんな時間に電話なんかしていいの!?」
…ああ大丈夫
長老様は年寄りだから早起きだし!!…
…あ
長老様!?Aでーす
起きてた？…
『…A？
いくら何でもこの時間じゃ
私だって寝てるわよ…』
…ごめーん
ちょっと重要な問題が発生しちゃって…
あのね
私どうやらお相手を見つけたみたいなんですけど…
『…え!?
ずいぶん早かったわねえ
もう二十年や三十年くらいは
あんたのお相手は見つからないと思ってたのに…』
…それがね
普通は妖狐の姿って
ひとりの男性にしか見えないはずでしょ？
…見える男の人が二人いるんですけど
今私の目の前に…
『…寝言は寝てから言いなさいよ』
…いやマジだってば!!
そんで二人とも『気』が出てるの…
『…『気』が出てるの…？
じゃあ二人とも能力があるのかも知れないけど
いっぺんに二人って聞いたことないわねえ…』
…でしょ？
どうなってんの!?…
『…そうねえ
会って見れば何かわかるかも知れないけど…』
…じゃあ今から来れる？
あたし今人間体のまま固まっちゃって
妖狐に変化できないの!
このままじゃあ飛翔ができないから
バイト間に合わないんです
それも助けてもらいたいんだけど…
『えー
こんな時間に…？』
…長老様
東方神起って知ってる…？
『知ってるけど…
え？まさか』
…そう
そのまさか…
『…じゃあ行く！』
…というわけで
今から長老様が来ます
二人ともちょっと待ってて下さいね？…
「…ちょっと
そんなこと勝手に!!
だいたいこんな時間にどうやってこんな山の中まで来れるわけ？
おかしいだろそんな…」
…だからねチャンミンさんとやら
あたし達妖狐には妖力ってものがあるんです
長老様はあたしなんかより何十倍も長生きしてますから
ものすっごい能力持ってるんですよ
例えば…瞬間移動とか！…
とは言っても
30分位は時間見てもらえますかねー…
「…何それ…」
「待っててあげようよチャンミン」
…やだもうユノさん優しい…！
「…僕だって普通の状況なら優しいんだよ!!」
…濃いめの人こわーい…!!
「…濃いめの人言うな!!」
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けぃたん(プロフ) - 実紅さん！！お話読んでてすごくおもしろいです！！お時間ある時に更新お待ちしてます♪ (2018年10月14日 16時) (
レス) id: 797f869983 (このIDを非表示/違反報告)
hunihuniyasuko(プロフ) - きゃ〜〜っつ、更新ありがとうございます。待ってました！！楽しみです。 (2018年5月17日 15時) (レス) id: aabcb05c36 (このIDを非表示/違反報告)
momo(プロフ) - 子育てにお仕事に大変なところ更新ありがとうございます♪〜楽しみに待ってますね♪ (2014年9月4日 21時) (レス) id: 8ce55d652b (このIDを非表示/違反報告)
悠貴 綾(プロフ) - 更新、お疲れ様です。気長に待ってますんで、無理せず頑張って下さい☆ 次、楽しみに待ってます(*´艸`) (2014年9月4日 16時) (レス) id: 3014534926 (このIDを非表示/違反報告)
KT(プロフ) - お疲れ様です。 楽しみ に して 待ってます！ (2014年9月4日 16時) (レス) id: f0217eb4f7 (このIDを非表示/違反報告)
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