恋は指先から２ (ページ12)

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何日かすぎて

メンバーと一緒になることが多かったけど

横山くんとは何も変わらなかった

…あの日、横山くんと同じ気持ちって

分かったと思ったんだけど、違ったのかな

大「横山くんさぁそれ言いたいだけやろ(笑)」

横「何がぁ(笑)」

村「ヨコはそういうところあるからな」

安「あはは(笑)」

リハの休憩中

私は決まって階段に座る

少し離れた、高いところから

エイトを見るのが好きだった

横「…お疲れ」

「あ、うん」

そして横山くんも私のすぐ近くに座る

それは１０年以上前からそうだった

横「…今日さ、コソ練付き合ってくれへん？」

「あ、うん、いいよ」

横「おん、ほな」ｽｯ

「あ、ありがとう」

あの紺色の水筒を届けるためだけに

来てくれたみたいで、

横山くんはすぐにみんなのところへ戻って言った

…なんで？

まただ

また、もやもやが消えない