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＊
「さて」
横「もう髪の毛乾いたん」
「うん、スキンケアも、横山くんの借りた(笑)」
明日は私の仕事も横山くんの個人練だけだったので
自然となしになったということで、
やっぱり泊めてもらうことにした
服は、昔横山くんがよく着てたのを借りた
やっぱりサイズが大きくて
大人の男なんだな、って
ちょっとだけ、どきっとした
「じゃあ、ちょっとだけね」
横「俺Aのギター好きやねんな」
「うん、知ってる」
練習部屋にギターを取りに行くと、
そこには私が書いた楽譜に色々と書き込まれたものが
たくさん置いてあった
「…」
横山くんの、下手な字で
書き込まれたコード名
強弱や細かい弾き方
ずっと、練習してるんだな、一人でも
もう、私がいなくても、練習できるんだな
そう思うと、少し寂しくもあった
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作者名：みくや
| 作成日時：2023年1月15日 19時
