君のそばで眠りたい (ページ9)

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＊

　

「僕と付き合ってください」

「うん、わかった、私が恥ずかしいから(笑)
　お酒飲もう？隆平君も」

「今日は飲まないって決めててんもん
　このまま、健全に、Aちゃんを送って帰る」

「健全に？(笑)」

　

彼女は僕の真面目な部分を面白がる

でも、それが彼女らしくて、僕は好きった

「そう！健全に！
　いつもの、あの家のすぐ近くのコンビニで今日も帰る」

「…明日朝早いの？隆平くん」

「…なんで？」

「“健全なお泊り”もしないのかなーって
　おうちなら、お酒ゆっくりできるのになって」

「…健全なお泊り、ん～～～～～」

「そんな悩むならまた今度でもいいよ？(笑)」

「でも、Aがせっかく言うてくれたから
　…じゃあそのコンビニでお酒買ってから、
　行ってもええ？」

「どうぞ」ﾆｺｯ

「…誘惑に弱いな～俺」

「今日あたり告白してくれるんだろうなって
　思ったから、玄関にオレンジのお花置いておいた」

「完全に読まれてたんや…」

「うん(笑)だから今日楽しみだった」ﾆｺｯ

　