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「ガーベラの花言葉、知ってます？」
「…わからへん、Aちゃん、調べたん？」
「そうです、調べました」
まず、丸山さん靴履いてください？
彼女は困ったように笑った
「あ、ごめんごめん(笑)」
本当は、俺も花言葉を調べてた
でも、Aに言うたら、
知ってるなら言わせないでくださいよ！って
笑いながら怒るかもしれへん
「希望、前進！」
Aは自信満々の、ほろ酔い笑顔で、
僕に花言葉を伝えた
「へ〜！素敵やん
僕らにぴったりやね」ﾎﾟﾝ
ぴったりかどうかは知りませんけど〜って
嬉しそうな顔で口をとがらせて
Aは先にお店の外に向かった
「ごはんの連絡、待ってますね！」
くるっと後ろを振り返って言ってきた
Aの手をつかんで
言わなきゃいけないセリフは、ただ一つ
「…隆平？」
いつか、
二人で過ごせる幸せな時間がきたら、
「あの、」
その時は
君のそばで眠りたい
Fin
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作者名：みくや
| 作成日時：2018年1月5日 13時
