月9 ページ27
*
Aの家の近くのコンビニを出て
歩いていたら
カナミちゃんから電話が来た
「もしもし?どしたん?」
「後ろ、見て?」
スマホを耳にあてながら振り返ると
カナミちゃんがスマホを耳元から外して微笑んだ
「なんでこんなとこおるん?」
「友達と飲んでたの」
「あぁ、林さんから聞いてたわ(笑)」
「そうでしょ?(笑)
家で飲むの?」
「ううん、これから彼女ん家」
そう言うと
カナミちゃんは立ち止まって
スマホを持っていた僕の手を掴んだ
「…行かないで」
「…カナミちゃん」
「ヤスくんが好きなの」
まだ人通りが多い時間に
歩道の真ん中で立ち止まった僕らは
月9のワンシーンみたいになってる気がする
「…うん、気付いてた」
「…そっか……」
「うん」
「…ごめんね、引き止めちゃって
じゃあ、また明日ね、おやすみ」
カナミちゃんは少しだけ
悲しそうな顔で笑って
僕とは反対方向に歩いて帰った
予想以上に遅くなってもうたな…
電話しよう
「…」
〜〜〜〜♪
〜〜〜〜♪
…出ぇへんな
431人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「ジャニーズ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
みくや(プロフ) - べっかむ。さん» べっかむ。さん、コメントありがとうございます。お読みくださっているようでとても嬉しく思います。Twitterではお話のリクエストも随時募集していますので、そちらもぜひご利用ください!!最後までよろしくお願い致します。 (2016年7月15日 9時) (レス) id: 225d5cfa51 (このIDを非表示/違反報告)
べっかむ。(プロフ) - こんにちは!いつも読ませてもらってます!私は今回のアネモネいちばん大好きです!更新されるのがとても楽しみなのと同時に、終わってしまうことを考えたらほんまにめっちゃ寂しいです…。ありがとうございました!これからも応援してます!! (2016年7月15日 9時) (レス) id: 6e200d8c6d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:みくや | 作成日時:2016年7月2日 7時