オヤスミ ページ26
…
「あのなぁ睡眠なんて
誰も邪魔されたくないやろ
そんな時間に
好きでもない奴となんて寝ない」
「…どうして好きって言ってくれないんだろ」
「…ほんまに彼女おるからやない？」
「…だとしたらなんで別れてくれないの？
ねぇなんであたしに優しくするの？」
こんなの困らせるだけなのに
どんどん涙声になっていく
「…俺前に言うたやろ
傷つくことも覚悟せぇって」
「…うん」
「これはお前が選んだ道やねんで」
「…」
信ちゃんは一切私に何もしてこなかった
頭をぽんぽんしたり
抱き締めたり
そういう関係じゃないのに
…わかってるけど
信ちゃんの答えは
ティッシュを手渡すっていう
優しさだった
「…大倉、あいつの魅力は
見てる相手をも笑顔にする最高の笑顔や思うで」
「…なんで、急にまた」
「ほな俺明日も早いから帰るわ
元気出せとは言わへんけど、泣け、たくさん」
「…ありがと」
「ほな、また会いたなったら電話するわ
おやすみ〜」
「おやすみ」
ドアが閉まって
一人になった
誰かが家に居たら静かでも心地いいのに
一人になった瞬間
心細くなった
…私これまで
優斗が家にいない時
どうしてたんだっけ
リビングに戻ると信ちゃんに貸したブランケットが
いつの間にか畳まれていた
…優斗はいつもそのままだったな
携帯の着信履歴の名前を見て
また涙が出て来た
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みくや(プロフ) - ruruさん» ruruさん、ありがとうございます!職場レンアイとは違う作風になると思いますが最後まで楽しんでいただけたらと思います♪ (2016年5月8日 23時) (
レス) id: 3ea7d927c8 (このIDを非表示/違反報告)
ruru(プロフ) - 新作おめでとうございます！みくやさんの書く村上さんが大好物ですっ（笑）！続き楽しみにしてます！ (2016年5月8日 23時) (レス) id: d542c97321 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みくや
| 作成日時：2016年5月7日 16時
