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二限目が終わって、昼休みとなった。
友達と学食に行く約束をしている私はすぐに教室から出て食堂へと向かう。
「あ、A〜」
普段なら嬉しいはずの私を呼ぶ声。
あぁ、今日は会いたくなかったな。
「紫耀も学食？」
「そだよ！一緒に行こ」
昨日の様子は私の見た幻覚だったのかと思えるくらいの変わりよう。周りから見たら紫耀があんなことするなんて思いもしないんだろうな。
食堂へ向かいながら雑談を交わす。
ちらりと見た紫耀の横顔はやっぱりかっこいい。
そして、無意識に視線を向けてしまうその耳朶に光るピアス。
「ん？何見てるの？」
視線を感じた彼は不思議そうに首を傾げた。
気づかれると危ないので、なんでもないように「ううん」とだけ言う。
「そろそろAの誕生日だし新しいピアス買おうね」
そのなんとタイムリーな話題に内心冷や汗をかいたが決して顔には出さない。
「いいの？」
「いいよ。お揃いのピアスって俺すっげえ好きなの。なんか、それ見たら俺のものなんだなあって実感する」
目を細め、まるで愛おしいものを見るような目で私を見つめてきて、髪に触れてきた。
「あ、はは。私もそう思う」
何気なく紫耀の手に自分の手を乗せ、離れさせた。
「もう、触らせてよ」
「やだぁ。くすぐったいもん」
ただのじゃれあい。
それを意識して紫耀の手を耳に触れさせないようにする。
「じゃあ…こうする！」
ガバッと紫耀の両手が勢いよく私の髪の中に入ってきて、耳に触れた。
私の耳にあるはずのものがないと気づいた彼は分かりやすく表情を冷たくさせる。
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なんな - はじめまして！この作品面白くて、お気に入りです！ぜひ、頑張っていただきたいです！最新よろしくお願いします (2019年12月16日 17時) (
レス) id: 9359a1f9be (このIDを非表示/違反報告)
えび(プロフ) - はじめまして！すごくすきな作品です！無理せず更新頑張ってください(^^)待ってます！ (2019年11月29日 2時) (レス) id: ce8066408c (このIDを非表示/違反報告)
ゆい - ステキ作品ですね。読んでいてドキドキワクワクします。今後の展開が気になります。更新されるのが待ち遠しです。頑張って下さい(^-^) (2019年10月26日 10時) (レス) id: 1764c04734 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みく | 作成日時：2019年10月24日 21時
