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予報通り昼からはどしゃ降りだった。
クラスメイト達は「傘もってきてない」やら「部活なくなる！」やら一喜一憂だ。
海人の入っているサッカー部は部活はなくならず、そのまま校内で筋トレをしなければいけないらしい。
「行きたくねー！」
帰りのホームルームが終わり、海人が口を尖らせながら言う。
「部活ないと思ってたのに！Aと帰れると思ってたのに！クソウエティー！」
ウエティーと言うのは現代文の先生兼サッカー部の顧問をしている上田先生のこと。
こんな雨のなかジメジメした教室で筋トレとか、やだなぁ。
「Aがサッカー部のマネージャーだったら喜んで行くのにいい」
私から離れようとしない海人を引き剥がすように同じ部活の人達が連れていく。
それに手を振って、メッセージが来てないかどうかを確かめるべくLINEを開いた。
いつもは来てるはずである優太からのメッセージが今日は来ていない。と思ったら、丁度メッセージを受信した。
『今日は一緒に帰れない』
少し距離を感じてしまうメッセージに不安になってしまう。
もしかして、今朝のことで怒っているのかもしれない。
その誤解を解くメッセージを送ろうとするが、それもそれでわざとらしすぎるのでやめた。
電話か、今度会った時に言おう。
ふぅ、と息を吐いて下駄箱へ向かう。
優太と付き合う前まで一緒に帰っていた友達はみんな彼氏の部活が休みだからって一緒に帰ってしまった。
久しぶりの一人下校だ。
上履きを脱いで、靴を履き、自分のクラスの傘立てに置いてあった傘を探す。
「…ない」
私の傘がない。
もしかしたら間違えたところに入れてしまったのかもしれないと、ほかのクラスの傘立ても見たがやはりない。
「取られ、た…」
ビニール傘にしたのが悪かった。
あぁ、最悪だ。
目の前の降り止む気配のない大雨を見て、ため息をつく。海人の部活が終わるのを待とうかと思ったが、どのくらいで終わるのかも分からない。
「…よし」
これはもう、走って駅まで行くしかない。リュックにタオルが入ってるから、駅に着いたら拭こう。
「すー、はーっ」
深い深呼吸をして、走り出す。
周りの生徒がみんな私のことを見ているが、もう恥なんて捨ててやる。体育祭並みの走りで校門を抜けて、歩道を走りきる。
「っ、はぁっ、はぁっ」
だが、さすがに駅まで走り抜く体力は持っていないため、途中で店の影へと入って雨宿りをさせてもらう。
「雨、止まないかなぁ」
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みく(プロフ) - ココナッツさん» すいません、間違えてパスワード掛けていたみたいです！外しました！大好きって言って貰えて嬉しいです。ありがとうございます！ (2019年11月20日 18時) (
レス) id: 40f869e6e0 (このIDを非表示/違反報告)
ココナッツ(プロフ) - あの、この場所ですいません！故意に恋して。のパスワードってどこでわかりますか、？あの作品大好きなので、教えていただけると嬉しいです！ (2019年11月19日 23時) (レス) id: 7e36391c02 (このIDを非表示/違反報告)
ささ(プロフ) - 岸くんの素直で純粋な所にキュンキュンしてしまいました。海人君との絡みもドキドキでした。岸くんから避けられる場面では苦しくて読みながら泣いちゃいました。また続きが読みたいです！ (2019年8月4日 10時) (レス) id: bafeb54348 (このIDを非表示/違反報告)
ユウ(プロフ) - 岸くんの真っ直ぐに素直に気持ちを言葉にしてくるところと考えすぎて言葉を省いたり伝えるのをやめてしまうところが出ていて翻弄されてく感じでキュンキュンしました！一か月経った後どうなるのかとても楽しみです！ (2019年7月16日 5時) (レス) id: 1feca42a09 (このIDを非表示/違反報告)
みく(プロフ) - kayakoさん» コメントありがとうございます！岸くんに一目惚れされたら人生最高ですね笑勿体ないお言葉ありがとうございます！もう少しで完結ですのでお付き合いいただければ嬉しいです！ (2019年7月15日 19時) (レス) id: 40f869e6e0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みく | 作成日時：2019年7月4日 19時
