先輩、 (ページ5)

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行為が終わった後、

二人でシャワーを浴びて、浴槽の湯につかる。

『先輩…次って、』

西「ん？」

『次は、いつですか…？』

西「 …今終わったばっかりなのに、もう次のこと？ヤラシイなぁ～(笑) 」

『ちがっ…すいません！』

西「んーん、可愛い」

『 …っ/ 』

結局次があるのか、それはいつなのか、

それともないのか、

教えずに曖昧にして、甘い言葉で終わらせる先輩はズルい。

でも、私の方がきっとズルい。

彼女がいるって知っているのに、こうやって先輩を困らせて、

言葉でしか縛れない私。

それほど、

どうしても先輩が欲しい。

この関係が始まったのは、私が入学して少し学校に慣れてきた、5月。

『西島先輩…っ、あの、私、…その… 』

西「 ……俺が好きなんでしょ？」

『 …！な、どうして… 』

西「反応見てれば分かる。俺だって告白されたのはこれが初めてじゃないしね」

『そ、そうですよね…すいません、私困らせるつもりじゃなくて、気持ちを伝えたかっただけで… 』

西「俺が欲しい？」

正直、驚いた

そんな事を言われるなんてもちろん予想していなかったんだから。

そして、私は真っ直ぐ答えた

『 …欲しいです、先輩が。誰よりも、何よりも好きなんです』

と。

西「ふは(笑)素直だね」

『す、すいません… 』

西「いいよ」

『 …え？』

西「俺が欲しいんでしょ？」

『え、でも西島先輩には千晃先輩が… 』

西「体だけ、あげる」

西「もちろん、内緒でね？」

西「満足、させてね」

私はこの言葉を理解するのに時間がかかった。

少し考えて、色んな単語が思い浮かぶ。

…浮気？

…セフレ？

ううん、ダメでもなんでもいいや。

先輩が、手に入るなら。

『 …はい、喜んで』