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休み時間が終われば私は、あの分かりにくい東先生の授業があった。

「―だからこうなります。
じゃあ、この問題を…花百合さん。」

私か…

当てられれば黒板に向かい答えを書き込んでいく。
大丈夫。昼休み練習したし。

貴『書き終わりました』

「はい。正解です。
じゃあ次の問題を…赤葦さん」

赤「はい。」

そう言って立ち上がる赤葦くん。

やっぱり…背高いな…

スラスラと黒板に答えを書いていくし…。
すごい…

「はい。正解ですね。
この問題が終わったので、次教科書のP.69読んで。じゃあ…南さん」

こう言って、授業が進んだ。

いつもより。いつもより気楽に授業が受けれた気がするんだ。

そして次は修学旅行について。

私は修学旅行に行かないのでぶっちゃけやる意味がない。

そして担任が入ってくる。

「みんな、修学旅行代金出したか、確認した。
ただ一人出していないやつがいる」

そんなことばにざわざわと騒ぎ始める。

「え、だれ?」

「このクラスが嫌いだとか?」

「うわ、それがもしそうなら感じ悪…」

そんな言葉が教室を埋め尽くす。

本当…嫌だ。
私だって生きたいよ。
それでも、親が許してくれない。
みんな、自由になれているのに。
私だけ何もかもが決められている。
それが辛い。

「花百合。なんで代金を出さない?」

そんな先生の言葉が響く。

その言葉にクラスの目線は私に向いた。

貴『行かないから…ですよ。』

そう、キッパリ言うしかない。
我が儘なんて言えない。

「なんでだ?余程の事がない限り全員参加だ。」

私にとっては余程なんだよ。

でも、言えない。言えるわけがない。
いったらどうなる?
親にたいしての評価は?
私への親からの評価は?

だから言えない。
名誉を汚す訳にはいかないんだよ。

貴『余程の事があるからですよ。
もう、いいですよね。
貴方たちには私の事も関係ないです。
自由に生きている人達にはわからないですよね』

そう言って私は鞄をもって屋上に駆け出す。

はじめて。はじめて教室が家と同じくらい嫌になった。

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設定タグ:ハイキュー , 赤葦京治   
作品ジャンル:アニメ
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怜巫女 - 茅野カエデ (美味しいミカン)さん» そう言っていただけて嬉しいです! 更新も出来るだけ頑張ります! コメありがとうございました! (2015年3月25日 5時) (携帯から) (レス) id: d389a49eb4 (このIDを非表示/違反報告)
茅野カエデ (美味しいミカン) - 赤葦くんかっこいいです!更新無理せず頑張って下さい! (2015年3月24日 20時) (レス) id: 39a2680c16 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:怜巫女 | 作成日時:2015年3月12日 0時

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