don't love １３ ページ15
赤「おきて。A？」
貴『ん…？』
私はどうやら、赤葦くんに起こされたようだった。
そして私は気付く。
赤葦くんの膝の上に頭をのせていたこと。
制服の上着をかけていた事を。
貴『あ…ごめん』
私は、赤葦くんの上着を返す。
赤「なんで？大丈夫だから。」
貴『うん。』
あれ…一体今何時なんだろう
貴『…おはよ…。』
赤「うん。おはよう。」
貴『今…何時？』
赤「１５時半だよ。」
あ…寝過ぎちゃった。
貴『…あ。ごめん。』
悪いことしちゃった…な。
貴『ごめん…』
赤「大丈夫。疲れてたんでしょ。」
貴『で…でも…。』
赤「大丈夫…だから。」
本当悪いことしちゃった。
この時の私はかなり暗かった気がする。
そんなとき。
頭には温かい感触が。
私は１拍分遅れて気づいた
それは赤葦くんの手の感触ということに。
なんだかそっと私の頭に置かれた手は
私の心をゆっくりとゆったりと溶かしてくれるような気がした。
そのせいか、なんだか涙がじんわり出てきた。
赤「だ、大丈夫？」
貴『うん。平気…ごめんね。』
赤「ならいいけど。」
貴『あの…ね？ 修学旅行…一緒にいきたい…っ
もっと…自由でいたい。
赤葦くんとも一緒に生きていたい。
ずっと側にいたい。』
赤「分かってるよ。それぐらい。
だから一緒に今いるんだよ。
大丈夫。離れないから。
何を言おうが。
側にいますから。」
貴『あり…がと…っ』
やっぱり、泣いてしまう。
なんだろう。
涙腺が最近は緩い気がするんだ。
でも、それをゆっくりと落ち着けるように
見守っている赤葦くん。
それがなんだか嬉しくて。
なんだか安心してしまう。
貴『そろそろ…教室戻ろ？』
赤「そうだね。ほら行こっか。
A？」
そう言って、手をさしのべてくれた。
もちろん私はすかさずに手をそっと掴み歩き出す。
２人の時間は終わり。
でも…また。
良くない恋愛関係だけど…愛を育む事は出来た気がした。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 27人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
怜巫女 - 茅野カエデ (美味しいミカン)さん» そう言っていただけて嬉しいです！ 更新も出来るだけ頑張ります！ コメありがとうございました！ (2015年3月25日 5時) (携帯から) (
レス) id: d389a49eb4 (このIDを非表示/違反報告)
茅野カエデ (美味しいミカン) - 赤葦くんかっこいいです！更新無理せず頑張って下さい！ (2015年3月24日 20時) (レス) id: 39a2680c16 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：怜巫女 | 作成日時：2015年3月12日 0時
