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「？なんですか？」
不思議そうにマルコを見るA
そんなAの様子を見てふっと笑うマルコ
「いや、なんというか...
いい女になったよい」
「？！な、なんですか？急に」
「別に変な意味じゃないよい」
「じゃあどんな意味なんですか！！」
顔を赤くして怒るAを見てマルコは笑う
「顔赤くして、可愛いよい」
「もうっ、ほんと！シャンクスさんといいマルコさんといい冗談ばかり言う人ばかりですね！海賊って！！」
「そういやぁお前さんの言ってるシャンクスって...」
聞き覚えのある声にマルコが聞き返そうとすると突然Aが片手を手すりにつけたまま両足を上げて船から飛び降りる
「ッA！！！」
焦ったように声を上げて手を伸ばすがその手はスカッと空を切る
海に落ちる！！
そんなマルコの思いとは逆にAは海の上に立っていた
「は…？」
鳩が豆鉄砲食らったように驚き、口から声を漏らすマルコ
そんなマルコの反応に楽しそうに笑うA
「色々ありがとうございました！
それじゃあ私お使いの途中なので！
また会いましょうね！」
そういってパシャパシャと走り去るA
マルコの声に引かれたクルー達がその様子を見て呆然とする
「う、嘘だろ
海の上渡ってる...」
「グララララ
確かチャクラ、とやらで水の上を歩けるんだったなぁ
俺の娘は随分忙しない
なぁマルコ」
そういう白ひげの視線の先には顔を赤くしたマルコがAの後ろ姿を眺めている
「...オヤジ...
オレぁ、妹に惚れる悪い兄貴になっちまったかもしれねぃよい」
「グララララ
安心しろ
俺達は海賊だぁ
法律なんて適用外だ」
「嘘だろ？！隊長に想い人が？！」
「っしゃあーーー！！！野郎ども！！
今日は宴だァ！！」
「おおおおおお！」
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作者名：ヘアリー | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/HAK/
作成日時：2022年10月9日 9時
